エンゼルス連敗止めるも先行きは…大谷翔平の去就に米メディア言及「再契約の理由を与えていない」

2023年8月9日(水)17時4分 ココカラネクスト

連敗を止めたジャイアンツ戦で大谷は4打数1安打1四球だった(C)Getty Images

 現地時間8月8日(日本時間9日)、エンゼルスは本拠地でジャイアンツと対戦し、7対5で勝利し連敗を「7」で止めた。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場し、初回に先制タイムリーを記録し、4打数1安打1四球、5試合振りの打点を挙げ勝利に貢献した。

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 初回から4点を挙げたエンゼルスは、効率よく追加点も重ね最後までリードする展開で久しぶりの白星となった。また、先発のルーカス・ジオリトが移籍後初勝利、3番手としてマウンドに登ったドミニク・リオーネも今季初セーブをマークしている。

 連敗を止め、ようやく長く続いたトンネルを抜けたかに思われるエンゼルス。今夏獲得となった新戦力も結果を残したことで、大いに意味のある勝利だったと言える。

 しかし、トレード期限からここまで勝利を得られなかったという「惨状」を踏まえ、米国内ではシビアな見解も伝えられているようだ。

 米スポーツサイト『ClutchPoints』では今月、喫することとなった7連敗という結果を重くとらえ、残りのシーズンへの方向性を論じている。

 同メディアは「トレード期限からまだ1週間しか経っていないのに、エンゼルスは二刀流のスーパースター、ショウヘイ・オオタニを引き留めたことをすでに後悔しているかもしれない」と記しおり、その上で「果たしてヘイローズは、アルテ・モレノ・オーナーとペリー・ミナシアン・ゼネラルマネージャーが正しい選択をしたことを証明するために、どうにかこの不振を救うことができるのだろうか?レギュラーシーズンも残り2か月を切り、残された時間は刻一刻と迫っている」と今後を見通している。

 さらに「特にチームがプレーオフ進出を目指して躍進しようとしている今、この 7 試合はシーズン後半に大きな意味を持つだろう。エンゼルスにとって経験のない10月が近づくにつれ、その意味はさらに大きくなる」と指摘。連敗への失望感を綴っている。

 加えて、大谷の去就にも言及しており「エンゼルスは今季このチームでは生き残れない、もしくは生き残れないだろうから、来季以降もアナハイムは暗い。オオタニが勝者の下でプレーすることを望んでいるなら、エンゼルスはこの冬に再契約させる理由を彼に与えていない」と断言。加えて「たとえエンゼルスがMLB史上最大・最長の契約を(大谷と)結んだとしても、それは問題を緩和するのではなく、問題を際立たせるだけだ」と主張している。

 連敗を止めたとはいえ、勝率も5割を切っており、ワイルドカード争いからも大きく後退したエンゼルス。現地メディアが指摘する通り、今季、最も長く続いた連敗の代償は想像以上に大きかったのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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