LMP1カー開発のためアレシンがインディカー離脱。7号車の代役はサーべドラに

2017年8月17日(木)13時15分 AUTOSPORT web

 インディカー・シリーズに参戦するシュミット・ピーターソン・モータースポーツは、7号車をドライブしていたミカエル・アレシンに代わってセバスチャン・サーべドラを起用することを発表した。


 昨年に引き続きシュミット・ピーターソンからインディカーに参戦していたロシア人ドライバーのアレシンは、残り4戦となるポコノ戦からインディカー参戦を取りやめることを12日に発表した。


 アレシンは、SMPレーシングが2018年のWEC世界耐久選手権で使用するLMP1カーのプロトタイプBR1の開発に集中することとなる。このBR1はロシアのBRエンジニアリングが設計しダラーラと協力して開発しているもので、アレシンは近いうちに最初のテストセッションに挑む予定だ。

今季はデトロイト戦レース1での6位が最高位だったミカエル・アレシン


 代わりのドライバーには、新エアロキットの開発ドライバーを務めるオリオール・セルビアやアレシンの代わりにインディカーのプラクティス走行にも参加したDTMドライバーのロバート・ウィケンスなどが上がったが、チームはトロント戦に起用したサーべドラに7号車のステアリングを託すことを決定した。


「SPMの組織に戻ってこれたことに興奮しているよ。遅い呼びかけだったけれど、トロントでの幸先の良い関係のスタートが切れた後に取り組める。“トリッキートライアングル”のようなチャレンジングなイベントを楽しみにしているし、チャンピオンシップポイントを追い上げる(ジェームズ)ヒンチクリフをサポートすることができるよ」とサーべドラ。


 サーべドラはトロントでアレシンの代わりに参戦。久々のストリートコースでのレースは、インディライツ時代のエンジニアとコンビを組み11位で終えている。スーパースピードウェイでのオーバルレースは、ユンコス・レーシングからインディ500に参戦しており今季2度目の挑戦となる。


「トロントではとても勇気づけられるパフォーマンスを見せたセバスチャンをSPMチームに戻すことができて喜んでいるよ。彼は経験豊かで有能であり、チーム全体のパフォーマンスに貢献してくれるよ。我々は自信を持ってポコノに向かっている」とチームのゼネラルマネージャーを務めるピアーズ・フィリップスはコメントしている。


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