「勝ったから良いけど」マジック点灯も森下翔太の5番起用に球界OBが違和感「今日の中での一番の疑問点」

2023年8月17日(木)15時39分 ココカラネクスト

森下を5番で起用した岡田監督。この采配を佐藤氏は疑問視した(C)kentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は8月16日の広島戦に5−3で勝利してマジック29を点灯させた。前日の試合に敗れて連勝はストップしたものの、ここで連敗はしないあたり、今の阪神の強さを感じずにはいられない。先発した大竹耕太郎が5回途中で降板する不穏な展開だったが、桐敷拓馬、岩貞祐太、岩崎優が無失点リレーでつなぎリリーフ陣の盤石さを見せる。打線も12安打を放つなど活発で、投打ともに隙のない野球を見せた。

【動画】8月8日の巨人戦、8回に森下が貴重な追加点となる4号2ランを放った場面

 マジックが点灯した記念すべき試合となったが、岡田彰布監督の采配に首をかしげる野球解説者もいる。阪神投手コーチも務め2003年のリーグ優勝にも大きく貢献した佐藤義則氏は自身のYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』で、16日の試合で感じた違和感を口にした。

 この試合ではこれまで3番で機能していた森下翔太を5番に回し、3番に小野寺暖を起用したが、この打順に「小野寺を使うためになんで森下を5番したのか、今日のゲームの中での一番の疑問点」とコメント。15日に広島に敗戦するまでは阪神は10連勝しており、森下はその立役者の1人であり、なぜ打順を変えたのか納得いかない様子。

 続けて、「小野寺がどうこうじゃなくて」と小野寺を決して評価していないわけではないとしつつ、「1、2番がこれだけ絶好調で塁に出てるのになんで打ってた3番を5番にしてるのか」とし、「勝ったから良いけど負けてたら『何やってんの?』っていうオーダーだよ」と終始困惑の表情を見せた。

 敗戦した翌日にオーダーを変えるケースは珍しくない。それでも、それまでは10連勝していたのだから、佐藤氏の指摘する通りオーダーを大胆に変更する必要があったのかは議論を呼ぶところだろう。こういう掴みどころの無さも岡田監督の采配の上手さなのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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