【札幌vsFC東京プレビュー】札幌は前節劇的弾の都倉が勢いをもたらす…FC東京は森重ら主力の復帰で連敗脱出へ

2018年8月17日(金)19時1分 サッカーキング

都倉のゴールは、これまでも札幌に勢いをもたらしてきた [写真]=Getty Images

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■北海道コンサドーレ札幌 U−21日本代表の三好が不在、石川はけがで離脱の可能性



【プラス材料】
 リーグ前節は敵地でG大阪を相手にドロー。ここ最近は勝ち切れていない状況ではあったが、それでもやはり真夏の関西でのアウェイゲームで、それも1点を追う試合展開のなかで90分をとおして相手ゴールに迫り、後半アディショナルタイムに同点ゴールを奪えたところはプラスに捉えるべきだろう。条件の悪い敵地での試合でも、ボール保持をしながら最後まで足を動かすことができていたことはチームとしての手応えとなっているはずだ。

 また、都倉賢が劇的な同点弾を挙げたこともチームに勢いを与えるはず。前半戦も昨季も、この選手が得点を奪うとチーム全体にも勢いが生まれていた。攻撃のキーマンの一人である三好康児がアジア大会出場中でこの試合も欠場となるが、都倉がしっかりと仕事を果たしている。

【マイナス材料】
 プラス要素と相反することになるかもしれないが、ここ3試合勝ち星がなく、リーグ再開後は勝ち切れない試合が目立っている印象だ。前節は先制点を奪った相手が引き気味になったことでボール保持をすることができたが、ここ最近は連動して相手守備を崩すというよりもカウンターを単発で繰り返すという攻撃が目立っている。

 加えてここ最近のホームゲームでは、気温が調節された札幌ドームでアウェイチームが元気よく走り回り、それによって押し込まれる時間帯の増える試合が続いている。この試合でもそういった展開になり得るので、そこも警戒したい。また前節、石川直樹がひざに違和感を訴えて途中交代。DFのポジションは比較的層の薄いエリアであるため、離脱となると苦しいところだ。

文:totoONE編集部

■FC東京 連敗で3位に後退、選手層に不安も



【プラス材料】
 リーグ前々節・G大阪戦、前節・柏戦で連敗を喫し、順位も3位に後退した。ただし敗れた2試合ともにゲーム内容は悪くなく、むしろ多くのチャンスを作っていただけに、一つきっかけをつかめれば浮上する気配はある。

 特に前節はD・オリヴェイラが契約上、出場不可だったが、彼の出場はそれだけでプラス材料といえるだろう。D・オリヴェイラはG大阪戦でも巧みな個人技でゴールを決め、好調を維持。チームの決定力不足解消のために大きな期待がかかる。

 また、前節は森重真人も発熱のため欠場を余儀なくされたが、今節は復帰が見込めそうだ。森重の出場により、ディフェンス面の安定がはかれるだけでなく、ビルドアップの面でも起点となり、よりスムーズに攻撃に転じることができるはずだ。

【マイナス材料】
 好調の時期は、2トップや両サイドハーフ、両サイドバックという「2つのポジションを3選手で回す」という形でハードスケジュールを乗り切っていた。だが、ここにきて橋本拳人に続き、田邉草民が離脱。久保建英の横浜FMへの移籍もあり、チームとしてはスクランブル態勢が続いている。長谷川健太監督は「長いシーズンの中で、どのチームにもこのような苦しい時期はある。そこを全員の力で乗り越え、良いチーム状態に持っていきたい」と前を向くが、故障者が増えていることは明らかなマイナス材料だ。

 優勝戦線への生き残りを懸けて3連敗は許されないが、ここ2試合は「攻め急ぎ過ぎて、自ら隙を作っている(GK林彰洋)」状況でもある。試合の流れに応じて、時には、アウェイでは勝ち点1でよしと割り切ることも必要かもしれない。

文:totoONE編集部

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