PS進出が絶望的で「ボロボロ」 “歴史的不振”で借金生活のヤンキースに非難の嵐「彼らには助けが必要だ」

2023年8月18日(金)11時42分 ココカラネクスト

今オフのFA市場での目玉となるのは必至の大谷。その契約規模は大きな話題となる。(C)Getty Images

 メジャーリーグのレギュラーシーズンも半分以上が消化。ポストシーズン進出を巡る争いも日々熾烈を極めている。無論、過酷なレースから脱落する球団も出てきているのだが、いま、名門ヤンキースが土俵際に追い込まれている。

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 ポストシーズン進出に赤信号が灯っている。現地8月16日のブレーブス戦で2試合連続の完封負け(0-2)を喫したヤンキースは、今季通算60勝61敗と借金生活に突入。東地区ではなんと最下位に落ち、ワイルドカード争いでもプレーオフ圏内から6.5ゲーム差もつけられている。

 120試合を超えた時点で負け越したのは、ストライキの影響により短縮シーズンとなった1995年の9月5日以来。仮にシーズンを負け越して終わるようであれば、1992年から続いている30年連続の勝ち越し記録(歴代2位)もついに止まる。42試合も残されてはいるが、浮上の兆しは見えていない。

 米データサイト『Fan Graphs』が算出するポストシーズン進出確率も「2.3%」にまで低下。ほぼ可能性はゼロに近い。そんなヤンキースは、当然ながら手厳しい地元メディアからの逆風に晒されている。

 米メディア『The Athletic』のヤンキース番を務めるクリス・カーシュナー記者はチームの雰囲気を批判する。16日の試合後にチームキャプテンのアーロン・ジャッジが「2連勝もすれば、自分たちが望む場所には近づける。何度か監督が言っているけど、目の前にあるんだ」としたコメントに対し、「ヤンキースは、いま自分たちの運命を握れていない」とキッパリ。そして、こう続けている。

「ここからブルージェイズとは6回対戦するが、そこでスイープしたとしても、半ゲームだけワイルドカードまで足りないんだ。もはや望むものは“目の前”にはない。彼らには助けが必要だ」

 さらに地元紙『New York Post』は「ヤンキースは、打ちのめされ、ボロボロだ」と深刻なチーム状況を嘆き、さらに「問題は、狂った打線の一貫性のなさ、よく打ち込まれ続けている先発ローテーションが示すように、以前から明らかだった」と指摘。ポストシーズン進出も「到達するにはかなり険しい道のりになる」と厳しい見解を綴っている。

 もしも、地区最下位でシーズンを終えるとなれば、1990年以来33年ぶりとなる。はたして、球団OBでもあるアーロン・ブーン監督率いる名門は、ここから怒涛の巻き返しを見せられるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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