ジルー&プリシッチがゴール! 新戦力躍動のミランが白星発進…敵地でボローニャを破る

2023年8月22日(火)6時24分 サッカーキング

新加入のプリシッチ(中央)が早速ゴール [写真]=Getty Images

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 セリエA第1節が21日に行われ、ミランとボローニャが対戦した。

 2シーズンぶりの“王座奪還”を掲げるミランの2023−24シーズンが始まる。ミランは今夏のマーケットでブライム・ディアスやサンドロ・トナーリら昨季まで主力として活躍した面々が退団。一方、クリスティアン・プリシッチ、サムエル・チュクウェゼ、ルベン・ロフタス・チークらが加入し、着実に戦力を強化した。

 開幕節最後のゲームとなるボローニャとのアウェイ戦に向けて、ミランを率いるステファノ・ピオリ監督はプリシッチ、ロフタス・チーク、タイアニ・ラインデルスら新戦力をスタートから送り出した。レアル・マドリードに復帰したB・ディアスから“10番”を引き継いだラファエル・レオンを筆頭に、テオ・エルナンデスやオリヴィエ・ジルーら昨季までの主力も先発に名を連ねている。

 試合はキックオフからおよそ30秒後、ボローニャがミランのゴールに襲いかかる。最終ラインから右サイドにかけてボールを細かく繋ぐと、ニコラ・モロが逆サイドへ展開。駆け上がってきたバビス・リコギアニスが迷いなく左足を振り抜くと、強烈な一撃はクロスバーを叩いた

 その後は徐々にミランが相手陣内に侵入するシーンを増やすと、11分に均衡を破る。敵陣右サイドでボールを持ったプリシッチが切り返しから左足でクロスボールを送ると、ファーサイドに走っていたラインデルスがダイレクトで折り返す。最後はファーサイドに詰めていたジルーが難なく押し込み、ミランが先手を取った。

 続く21分には敵陣右サイド低い位置でボールを持ったプリシッチがドリブルをスタート。ジルーとのワンツーで中央を割って入ると、ボックス手前から右足を一閃。強烈な一撃がゴールに突き刺さった。今夏に新加入したプリシッチがミランでの公式戦デビューとなった一戦で結果を残し、ミランがリードを広げている。

 その後もミランのペースで試合は進行し、ジルーやレオンがゴールに迫るシーンを作ったものの、決定的な3点目を奪うことはできない。前半45分間はこのままミランの2点リードで終了した。

 後半に入ると徐々にボローニャが敵陣に押し込み続ける時間が続く。60分には左サイドでボールを持ったダン・エンドイェが対峙したダヴィデ・カラブリアを振り切ってボックス左の深い位置に侵入。中央へ折り返そうとしたエンドイェはバランスを崩したものの、ゴール方向へ向かったボールはポストに直撃した。直後の61分には自陣から細かくボールを繋いで前進すると、ジョシュア・ザークツィーのポストプレーから、3人目の動きでミシェル・アエビシェールが背後のスペースに侵入。右足で放ったシュートはミランの守備に阻まれている。

 ミランの2点リードで試合終盤に突入すると、89分に“10番”が試合を決めにかかる。自陣でのボール奪取からラデ・クルニッチがスペースを持ち運ぶと、左を狙ったスルーパスにR・レオンが反応。カットインから巧みな足技で縦へ切り返し、最後は左足を振り抜いたが、シュートは右ポストに嫌われた。

 試合はこのままタイムアップ。前半に攻撃力が爆発したミランは、後半こそボローニャの猛攻に苦しめながらも、反撃の隙を与えなかった。クリーンシートを達成し、幸先の良いスタートを切っている。

 次節、ミランは26日にトリノをホームに迎える。一方。ボローニャは27日に敵地でユヴェントスと対戦する。

【スコア】
ボローニャ 0−2 ミラン

【得点者】
0−1 11分 オリヴィエ・ジルー(ミラン)
0−2 21分 クリスティアン・プリシッチ(ミラン)
 

サッカーキング

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