FIA F2:チャンピオン争いはルーキー同士の戦いに。牧野と福住は苦戦/第8戦後ポイントランキング

2018年8月23日(木)14時57分 AUTOSPORT web

 F1と合わせる形で夏休みに突入したFIA F2。8月24〜26日に行われる第9戦ベルギーでシリーズ終盤戦に突入する。ここでポイントランキングを整理しておこう。


 2018年シーズンのF2は全12戦24レースで構成されており、第9戦ベルギーを含め、残りは4戦8レースだ。


 週末2レース制を採用しているF2は、土曜日に行われるレース1の勝者には25ポイント、レース2の勝者には15ポイントが与えられる。また、予選ポールポジションには4ポイント、レースを10位以内で終えたドライバーのなかで最速ラップを記録したドライバーには2ポイントが与えられる。


 8戦16レースを終えた時点でのポイントリーダーは、メルセデス育成ドライバーのジョージ・ラッセル(ART)。第5戦〜第7戦まで3戦連続ポールポジションを獲得し、4回のファステストラップをマーク、今季最多の4勝を上げ171ポイントを獲得している。


 シーズン前、チャンピオン候補と目されていたマクラーレン育成ドライバーのランド・ノリス(カーリン)は12ポイント差の2番手。開幕戦以来勝利から遠ざかっているものの、コンスタントに入賞を重ね、ノーポイントレースはわずか2回、159ポイントを獲得した。


 そんなルーキーふたりに食い下がるのはダムスのアレキサンダー・アルボンだ。2017年シーズンはARTでランキング10位と振るわなかったが、今季2勝を上げたほか、第2戦から第4戦まで連続ポールポジションを獲得しランキング3番手、F2参戦2年目で飛躍を果たしている。

第8戦ハンガリーレース2で優勝を果たしたアルボン


 2017年のシャルル・ルクレールの快進撃を彷彿とさせる走りをみせるラッセルが逃げ切るのか、ノリスが後半戦で巻き返すのか、参戦2年目のアルボンがルーキーふたりに対して格の違いを見せつけるのか、残り4戦8レースに注目が集まる。


 一方ロシアンタイムの牧野任祐は、第6戦オーストリアレース2での6位入賞を含む5回入賞で16番手。アーデンの福住仁嶺第8戦ハンガリーレース2での6位入賞が最高位。6回の入賞を果たすもランキングは18番手と、日本人ふたりは苦戦を強いられた。

ランキング18位に沈む福住仁嶺


 チームランキングでは、今季から復活を果たしノリスとセルジオ・セッテ・カマラを擁するカーリンがトップにつけている。一方、2017年のチャンピオンチームで、牧野任祐が所属するロシアンタイムは6番手と苦戦。福住仁嶺の所属するアーデンは9番手と低迷している。

昨年のチャンピオンチームから参戦の牧野任祐はランキング16位につけている


■2018FIA F2ドライバーズランキング(第8戦終了時点)








































































































































Pos.DriverTeamPoint
1G.ラッセルART171
2L.ノリスカーリン159
3A.アルボンダムス141
4A.マルケロフロシアンタイム114
5N.デ・フリースプレマ・レーシング114
6A.フォコチャロウズ112
7S.セッテ・カマラカーリン106
8L.ギオットカンポス79
9L.デルトラズチャロウズ62
10J.エイトケンART61
11R.メリMPモータースポーツ41
12M.ギュンターアーデン39
13N.ラティフィダムス34
14S.ゲラエルプレマ・レーシング29
15A.マイニトライデント23
16牧野任祐ロシアンタイム20
17R.ボシュングMPモータースポーツ13
18福住仁嶺アーデン11
19S.フェルッチトライデント7
20R.ニッサニーカンポス0
21A.ロランディトライデント0


■2018FIA F2チームランキング(第8戦終了時点)



























































Pos.TeamPoint
1カーリン265
2ART232
3ダムス175
4チャロウズ174
5プレマ・レーシング143
6ロシアンタイム134
7カンポス79
8MPモータースポーツ54
9アーデン50
10トライデント30


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