ケインが2戦連発! ホーム開幕戦で“ドッペルバック”、バイエルンがブンデス連勝スタート

2023年8月28日(月)3時9分 サッカーキング

バイエルンのケインも得点量産の雰囲気を漂わせている [写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ第2節が27日に行われ、バイエルンとアウクスブルクが対戦した。

 ドイツの“絶対王者”は開幕戦でブレーメンを4−0で粉砕。今夏加入した“新ストライカー”のハリー・ケインは1ゴール1アシストと期待通りの結果を残しており、前人未到の12連覇へ向けて最高のスタートを切った。ホーム開幕戦となる今節はアウクスブルクと対戦。アウクスブルクは開幕戦でボルシアMGとの撃ち合いを演じ、4−4のドローで終えていた。

 バイエルンは開幕戦からスターティングメンバーを1名変更。負傷したジャマル・ムシアラに代わってセルジュ・ニャブリが先発に入り、ケイン、キム・ミンジェ、レロイ・サネらが連続してスタメンに並んでいる。一方、アウクスブルクはルベン・バルガスやメルギム・ベリシャらが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりからアウクスブルクが素晴らしい入りを見せ、バイエルン相手に良い形で試合を進めていく。28分には敵陣中央で縦パスを受けたベリシャの落としを受けたスベン・ミケルがスルーパスを送ると、抜け出したエルメディン・デミロヴィッチが右足フィニッシュ。ファーサイドを狙った一撃はわずかに枠を外れた。

 だが、ここから徐々にホームチームが主導権を握っていく。32分、右サイド開いた位置からヌサイル・マズラウィが斜め後ろへ繋ぐと、待っていたレオン・ゴレツカは降りてきたニャブリを使う。ニャブリの門を通すスルーパスにサネが反応し、強引にフィニッシュまで持ち込むと、GKフィン・ダーメンが弾いたボールがフェリックス・ウドゥオカイに当たってゴールに吸い込まれた。力強さを見せたホームチームが先手を取った。

 勢いに乗るバイエルンは37分、敵陣でプレスをかけたマズラウィがボールをつついて中央へ繋ぐと、拾ったサネが左サイドへ展開。コマンから再びにサネにボールが渡ると、ヒールで背後へ流し、最後はジョシュア・キミッヒが右足で狙う。このシュートがニクラス・ドルシュのハンドを誘発し、バイエルンにPKが与えられた。このPKをケインがゴール中央に蹴り込み、バイエルンが1点をリードしてハーフタイムに突入した。

 後半に入っても2点をリードするバイエルンが試合を優勢に進めると、69分には再び“主役”が見せ場を作る。左サイドでキム・ミンジェからのパスを受けたアルフォンソ・デイヴィスがコマンとのワンツーで縦に突破。ニアサイドに流し入れると、最後はケインがダイレクトで右足シュートを沈めた。バイエルンが試合を決定付ける3点目を挙げている。

 アウクスブルクは86分、前線でロングフィードを収めたデミロヴィッチがマイナスに繋ぐと、ティム・ブライトハウプトに預けて自身はペナルティエリア手前中央へ移動。リターンパスを受けると股抜きで中央を通し、最後はディオン・ベーリョがGKとの1対1を仕留めた。フライブルクが1点を返したものの、反撃はここまで。試合はこのままタイムアップを迎えた。

 バイエルンは2試合7ゴールで開幕2連勝スタートを記録。ケインは合計3ゴールを記録しており、役者に結果も付いてきている。一方のアウクスブルクは昨季から数えてブンデスリーガのアウェイゲーム14戦未勝利に。開幕2戦を1分1敗で終えており、早い段階で悪い流れを断ち切りたい。

 次節は9月2日に行われ、バイエルンは敵地で板倉滉が所属しているボルシアMGと、アウクスブルクはホームで浅野拓磨が所属しているボーフムと、それぞれ対戦する。

【スコア】
バイエルン 3−1 アウクスブルク

【得点者】
1−0 32分 フェリックス・ウドゥオカイ(OG/バイエルン)
2−0 40分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)
3−0 69分 ハリー・ケイン(バイエルン)
3−1 86分 ディオン・ベーリョ(アウクスブルク)

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