パ・リーグのペナントレースはますます熾烈 あの球団が大駆けで急浮上する可能性も

2022年9月9日(金)17時0分 ココカラネクスト

 パ・リーグのペナントレースがますます熾烈(しれつ)になっている。9日時点でソフトバンクが首位に立っているが、ゲーム差なしで西武、オリックスがつけており、4位の楽天も首位と2・5差。5位のロッテも5差で、残り20試合となった最終盤で最下位の日本ハムを除いた5チームにリーグ優勝の可能性が残されている。

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 一方のセ・リーグは2連覇を目指すヤクルトが首位を独走しており、8日終了時点で2位のDeNAは首位と7・5ゲーム差。ロッテよりも首位チームから引き離されている計算で激戦の違いがうかがえる。

 プロ野球関係者は「実質的に首位に並ぶ上位3球団は貯金7で、4位の楽天も貯金2。ロッテも終盤に借金3まで盛り返したが、終盤の戦いで有利なのは実はロッテだ」と指摘する。

 ロッテは残り19試合で、うち日本ハムと対戦が8試合もある。8試合のうち5試合は札幌ドームでの試合ながら今季は敵地で7勝2敗と苦にしていない。

 しかも、日本ハムは成績次第で早ければ11日にもクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅する。その後は来季に向けたチーム編成で臨むことも考えられ、ロッテが戦いを有利な展開に持ち込める可能性は十分だ。

 ただし、日本ハムは来季から本拠球場を北海道北広島市の北海道ボールパークに移転するため、本拠地試合としての札幌ドームでの公式戦は今季がラストとなる。その今季最後のカードが実はロッテ。優勝争いやCS進出争いがかかる大事な時期に、アウェーの洗礼をロッテが受けることもあり得る。

 8日にZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦は、終盤の8回に一挙8得点を挙げて勝利をしたが、その直前に2番手で登板したゲレーロが2点差を追いつかれ、相手の粘り腰に翻弄された。

 試合後のヒーローインタビューでも決勝2ランを放ったキャプテンの中村奨吾内野手が残り試合で日本ハムとの対戦が多いことを尋ねられると「どこと戦うのも一緒。大事な一戦であるというのは変わらない。これから一戦一戦大事に戦っていきたいと思います」と語り、より一層に気を引き締めていることを明かした。

 パ・リーグはまさにデッドヒート中。どこが優勝しても全くおかしくない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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