スペインが2戦連続のゴールラッシュを披露！　キプロスに6－0で勝利し首位スコットランドを猛追

　EURO2024予選・グループA第6節が12日に行われ、スペイン代表とキプロス代表が対戦した。

　2試合未消化ながら、首位のスコットランドに勝ち点差「9」をつけられているスペイン。未勝利でグループ最下位に沈むキプロスとの一戦に、8日のジョージア戦でハットトリックを記録したアルバロ・モラタなどの主力選手をスタメンに揃え、勝利を狙う。また、同じくジョージア戦で、スペイン代表の最年少出場記録と最年少得点記録を塗り替えた16歳のラミン・ヤマルも初先発を飾った。

　試合は、序盤から攻勢を強めるスペインが先制に成功する。左サイドでボールを受けたホセ・ガヤが、同サイドの裏にスプリントしたニコ・ウィリアムズへロングボールを送ると、なんとか追いつき左足でクロスを供給。ボックス内でフリーとなっていたガビがダイレクトで合わせ、リードを奪った。

　勢いに乗るスペインは33分、相手にブロックされたロドリのシュートが、ペナルティエリアの左で待つニコ・ウィリアムズへと渡る。右足から滞空時間が長く柔らかいボールが送り込まれると、ゴール前に勢いよく飛び込んできたミケル・メリーノが頭で押し込み追加点を獲得した。

　さらに39分、アイメリク・ラポルテが縦パスを差し込むと、ペナルティエリア手前で細かくパスを繋ぎながら、ボックスの右角で待つヤマルに展開。相手のタイミングを外しながら左足を振り抜いたシュートは、鋭く落ちながらポストに直撃したものの、跳ね返ったボールにモラタが反応してネットを揺らす。しかし、VARによりオフサイドと判定され、得点は取り消しとなった。

　後半も、前半同様にボールを握るスペインと、カウンターを狙うキプロスの構図に。70分には、途中出場のフェラン・トーレスが右サイド深くでボールを受けると、カットインしながらシュートを放つ。相手に当たったボールは再び右サイドにこぼれ、ダニエル・カルバハルがダイレクトで送り込んだクロスにホセルが頭で合わせて、3点目を決めた。

　その後も、F・トーレスの2得点などで3点を追加したスペインが6−0で勝利し、試合のなかった首位のスコットランドとの勝ち点差を「6」に縮めた。グループAのもう一試合、ノルウェーとジョージアの一戦は、アーリング・ハーランドとマルティン・ウーデゴーアの得点により、ノルウェーが2−1で勝利している。

　次節は10月13日の開催予定となっており、スペインはホームでスコットランドと、キプロスはアウェイでノルウェーと対戦する。

【スコア】
スペイン代表　6−0　キプロス代表

【得点者】
1−0　18分　ガビ（スペイン代表）
2−0　33分　ミケル・メリーノ（スペイン代表）
3−0　70分　ホセル（スペイン代表）
4−0　73分　フェラン・トーレス（スペイン代表）
5−0　77分　アレックス・バエナ（スペイン代表）
6−0　83分　フェラン・トーレス（スペイン代表）

　現地時間12日に行われたEURO2024予選・グループA第6節の結果と順位表は以下の通り。

▼第6節結果
ノルウェー代表　2−1　ジョージア代表
スペイン代表　6−0　キプロス代表

▼順位表（勝ち点／得失差／消化試合数）
1.スコットランド（15pts／＋11／5試合）
2.スペイン（9pts／＋13／4試合）
3.ノルウェー（7pts／−1／5試合）
4.ジョージア（4pts／−8／5試合）
5.キプロス（0pts／−15／5試合）