チェルシー米国人オーナー、“プレミア・オールスター”を提案…クロップは嘲笑「素晴らしい」

2022年9月14日(水)18時23分 サッカーキング

クロップ監督がベーリー氏のオールスター案に言及 [写真]=Getty Images

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 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、チェルシーのトッド・ベーリー共同オーナーが提案した“プレミアリーグ・オールスター構想”に言及した。13日、イギリスメディア『Football London』がコメントを伝えた。

 MLBのロサンゼルス・ドジャースやNBAのロサンゼルス・レイカーズの株式も保有するベーリー氏は、プレミアリーグにもアメリカ式のオールスター戦を持ち込むことを提案。「なぜオールスター戦がないのか。今年LAで行われたオールスターゲームでは、月曜と火曜の2日間で2億ドル(約286億円)を稼いだ。プレミアリーグで北vs南のオールスターゲームを開催すれば、(イングランドのサッカー)ピラミッドが必要とする資金を簡単に調達することができる。リーグの収益が増えるというのは、誰もが喜ぶことだと思う」と語り、プレミアリーグの南北代表チームによるオールスター開催を提唱した。

 ただ、クロップ監督はオールスターマッチの開催に反対なようだ。13日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節アヤックス戦で2−1の勝利を収めた後、インタビューでベーリー氏の構想を聞かされると、「素晴らしいね。開催可能な日付がわかったら知らせてもらえるだろう」と反応。「アメリカの大きなスポーツでは、選手たちは4カ月の休暇があり、その間に少しでもスポーツができることを喜んでいることを彼は忘れている。サッカーとは全く違うんだ」と言葉を続け、オフが6月と7月の約2カ月しかないプレミアリーグでは開催困難なアイデアであることを指摘した。

 さらにクロップ監督は、「みんながそれを見たいとは思わないよ」ともコメント。「マンチェスター・Uの選手、リヴァプールの選手、エヴァートンの選手が1つのチームに揃うことを想像してみてほしい。代表チームではなく、北西と北東が一緒になって、南は? アーセナル、トッテナム、ロンドン勢が揃うのは面白いね。彼は本当にそんなこと言ったの? 素晴らしいね」と語り、同じ地域を拠点とするクラブ同士の因縁が深いイングランドでは理解が得られないアイデアだと一笑に付した。

サッカーキング

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