大谷翔平かそれとも…MVP論争に米メディアが見解!チーム成績を加味した意見には「ナンセンスで、うんざりする」

2023年9月18日(月)17時13分 ココカラネクスト

大谷が最も価値がある選手だということに疑いの余地はないだろう(C)Getty Images

 現地9月16日(日本時間17日)、エンゼルスは大谷翔平を右脇腹痛で10日間の負傷者リスト(IL)入りし、今季の残り試合を欠場すると発表した。

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 今季はフル回転の影響もあってか先発登板した現地8月23日のレッズ戦で緊急降板すると試合後に右肘の内側側副靱帯の損傷が判明し、投手としての今季終了が決定。さらに、現地9月4日のオリオールズ戦前の打撃練習中に右脇腹を負傷。その後はIL入りすることなく復帰を目指していたが、15日のタイガース戦まで11試合連続欠場を余儀なくされていた。

 2023年シーズンは投げては10勝5敗、防御率3.14、打っては打率.304、44本塁打、95打点の成績をマーク。特にア・リーグ本塁打ランキングでは2位のルイス・ロベルト(ホワイトソックス)に9本差をつけてトップを独走するなど、“異次元”の活躍を披露した。

 故障で今季終了となった大谷だが、米メディアは二刀流スターのMVPを確実視している。現地スポーツメディア『CBS Sports』は記事を配信し、ア・リーグのMVPについて見解を示した。

 同メディアは今季の大谷について「2023年シーズンで最高の野球選手であることに疑問の余地はない」「オオタニの今回の負傷はア・リーグMVPレースを大きく変えるものではない」と、二刀流スターのMVP受賞を確信。

 続けて「彼がMVPを受賞することに反対する議論があるとするならば、チームメイトが十分でないということだろう。つまり『オオタニがそんなに価値があるのなら、なぜ彼のチームはもっと勝てないのか』という、ナンセンスでうんざりするような議論のことである」と記載。今季もプレーオフ進出を逃したエンゼルスのチーム成績を加味した反対意見が出るだろうと言及した。

 しかし、これに対して同メディアは「MVPは優勝候補の選手でなければならないという議論について。この議論をバスケットボールのように扱う人がいるのは、私には驚きだ。打者は9人の内の1人にしか限らないし、先発投手は5、6試合に1回しか働けない。野球では一人の選手ができることは限られているのだ。最も価値のある選手がひどい脇役の選手をどうにか支えて、90勝できると考える人は野球の仕組みを理解していない。最も価値のある選手は最高の選手である」と見解を示した。

 “異次元”の活躍を見せた今季の大谷。そんな二刀流スターのMVP受賞には文句のつけようがないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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