ELMS、全6戦の2022年カレンダー発表。イモラとハンガロリンクが復活

2021年9月20日(月)15時2分 AUTOSPORT web

 ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズは9月17日、2022年のレースカレンダーを発表した。イベント数は今年と同じく年間6戦が維持されるが、ふたつのサーキットが名前を消すとともにイタリアのイモラ、ハンガリーのハンガロリンクがカレンダー入りしている。


 イモラでは2016年以来、そしてハンガロリンクは2013年以来9年ぶりのELMS開催となる。2021年の開催カレンダーに含まれているイタリアのモンツァ、そしてオーストリアのレッドブルリンクは、2022年のカレンダーからは漏れている。レッドブルリンクは2021年、ELMSのカレンダーに復帰したばかりだった。


 2022年シーズンはオフィシャルテストの後、4月にフランスのル・カステレに位置するポールリカールで開幕を迎える。その後、第2戦がイモラでの開催となる。


 6月に予定されるル・マン24時間レースへと参戦するチームのためのブレイクを挟み、7月にシリーズはハンガリーへと向かう。


 その後は8月下旬にスペインのバルセロナ、9月下旬にはベルギーのスパ・フランコルシャンでレースが開催され、最終戦は10月16日、ポルトガルのポルティマオで行われる。


 なお、レース距離(時間)はすべて4時間が予定されている。


「この大陸のトップシリーズであるELMSは、2022年、素晴らしいシーズンを迎える」とACOのピエール・フィヨン会長はコメントしている。


「選ばれた6つのトラックは、世界でもっとも権威のあるものであり、それぞれがチームとドライバーに対してユニークなチャレンジを与え、またヨーロッパのサーキットが持つ最高の施設を提供するだろう」


「イモラとハンガロリングの復帰は、ドライバー、ファン、そして耐久レース界にとっての2022年シーズンをさらに興味深いものにするだろう」


 なお、直近の開催となる2013年のハンガロリンク3時間レースではアルピーヌA450・ニッサンを駆るネルソン・パンチアティシ/ピエール・ラゲ組が勝利を飾っている。また、イモラで最後に開催された2016年の4時間レースでは、TDSレーシングのオレカ05・ニッサンでマティアス・ベシエ/平川亮/ピエール・ティリエが優勝した。

イモラでの直近の開催となる2016年は、平川亮が優勝を果たしている


 ル・マン・エンデュランス・マネージメントのCEOを務めるフレデリック・ルキアンは次のように述べている。


「6つの世界レベルのトラックで、コンペティターたちは彼らの能力を披露し、それがELMSを素晴らしいシリーズにすることだろう」


「ポピュラーな6戦の4時間レースというフォーマットは維持されているため、コストを厳密に管理し、コンペティターたちは可能な限りベストな競争をすることができる」


 なお、LMP3およびGT3カーが参戦する『ミシュラン・ル・マン・カップ』が、バルセロナを除くすべてのイベントでELMSのサポートレースとなる。


■2022 ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ 暫定カレンダー(21年9月17日発表)












































Rd.DateEvent(Circuit)
Test4月11〜12日ポールリカール
14月17日ル・カステレ(ポールリカール)4時間
25月15日イモラ4時間
37月3日ハンガロリンク4時間
48月28日バルセロナ4時間
59月25日スパ・フランコルシャン4時間
610月16日ポルティマオ4時間

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