大谷翔平は「客席を埋められないし、勝てない」 米アンチ司会者の発言が物議 米誌は「朝から呆れている」と嘆き

2023年9月21日(木)12時8分 ココカラネクスト

投打で異次元の活躍を続けてきた大谷。そんな彼への批判の声が波紋を広げている。(C)Getty Images

 規格外の活躍を続けてきた二刀流スターへの思わぬ批判が物議を醸している。

 話題となっているのは、現地9月20日に米スポーツ専門局『ESPN』の討論番組『First Take』に出演したコメンテーターのスティーブン・A・スミス氏の発言だ。

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 何かと歯に衣着せぬ発言が物議を醸すスミス氏。大谷翔平については以前に「メジャーの顔になる選手が、通訳を必要とするような人物なんてね。MLBにとってマイナス」と発言。これが「差別的だ」と猛烈な批判を受け、謝罪する事態に至っていた。

 そんなベテランコメンテーターだが、一切懲りた様子はない。20日に放送された番組では、現地19日に右肘の手術を受け、今季終了後にFA(フリーエージェント)となる大谷について「彼が5億ドル(約741億8000万円)の契約を得るという議論はもう聞きたくない。2025年まで投げられない。フィールドで何ができるかということに見合った金額であるべき」と断じ、こう続けた。

「エンゼルスは勝てないじゃないか。ドジャースのように勝っているチームにさえ、5億ドルの選手などいない。この前、オオタニが登板している試合を見たが、空席がたくさんあった。客席を埋められないし、勝てない。私だったら彼に5億ドルなんて出さないよ」

 FA後は米球界史上最高額の契約締結が囁かれる大谷。右肘側副靭帯の損傷によって25年まで投げられないとはいえ、ポテンシャルを考えれば、大型契約の可能性は大いにあると言っていい。しかし、あえて苦言を呈したスミス氏の言動は波紋を広げ、またしても炎上。批判的なコメントが相次いで寄せられている。

 米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』は「スティーブン・A・スミスがショウヘイ・オオタニについて眉を吊り上げるような見解を述べ、MLBファンは水曜日の朝から呆れている」と嘆き、「エンゼルスの何年にも渡る不適当さにもかかわらず、オオタニの圧倒的な力を鑑みれば、当然のようにこれは受け入れられなかった」と指摘した。

 また、米メディア『Barstool Sports』などに執筆するジャレッド・カラビス記者は、「皮肉にも彼がほとんど野球を追っていないことを露呈している」と指摘。「スティーブン・A・スミスが理由もなくショウヘイ・オオタニを嫌うのは、もはや僕のお気に入りだよ。昨夏はそれに騙されたが、今は素晴らしい害として評価できる」と、スミス氏の言動がもはやパフォーマンスであると皮肉っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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