F1、グリッド降格ペナルティの代替案を議論。バラスト案は「観客への説明が難しい」と否定的か

9月24日(火)14時17分 AUTOSPORT web

 F1に参戦する各チームは、FIAやF1のオーナーであるリバティ・メディアとともに、グリッド降格ペナルティシステムに代わるいくつかの代替システムの利点について議論している。


 現在はパワーユニットのエレメントが規定数を超えた場合に、ドライバーにグリッド降格ペナルティを科している。グリッド降格に代わる可能性のある代替案で議題に上がっているものは、タイムペナルティ、バラスト、燃料制限だ。


 ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、タイムペナルティについて、この方式ならペナルティを受けたドライバーでも予選に意欲的に参加できると主張した。というのも現在のシステムでは、予選おいてドライバーが走りたがらない場合があるからだ。


 F1第15戦シンガポールGPの金曜日にチーム代表会議が行われ、これに出席したアビテブールは、「我々の立場は長きにわたって変わらない」と発言した。


「我々はピットストップ中やレース終了後に加算されるタイムペナルティを提案している」


「この方式ならスタート順位や予選結果を変えることなく、より良い内容のレースが行われるようになる。なぜタイムペナルティがもっと広く受け入れられないのか理解できないが、何かしら理由があるのだろう」


 マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンも、アビテブールと同じ考えを示した。


「タイムペナルティは非常に理解しやすいと思う」とブラウンは語った。


「グリッド順をめちゃくちゃにすることもない。ピットストップ時にペナルティを消化すればよいのだ」


「いつピットストップをするか、タイヤをどうするか等について戦略が練られる。最も簡素で悪い影響がなく、より理解しやすい。それにレースを盛り上げることにもなる」


 レッドブルF1チームのクリスチャン・ホーナーも、ドライバーは予選で全力を尽くす機会を与えられるべきだと同意したが、バラスト案を退けた。


「他のカテゴリーで目にしてきたが、バラストは役に立たない。予選だけでなく、週末全体を混乱させてしまう」とホーナーは主張した。


「今現在の方式で唯一残念な点は、土曜日にスターティンググリッドを争うドライバーをファンに見せられない可能性があるということだ」


「モンツァでは、マックス(フェルスタッペン)はQ1で数周走行したが、Q2以降では走りたがらなかった。グリッド最後尾に追いやるよりも、もっとバランスの取れたペナルティを見つけることができると思うし、検討すべきだろう。そうすれば予選順位を争う意欲をドライバーに与えることができる」


 またハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーも、バラストシステムは観客を混乱させる可能性があることを強調した。


「突然あるマシンが他のマシンより遅くなるのだから、バラストは特に観客に対して説明がいっそう難しいシステムだ」とシュタイナーは述べた。


「我々は十分な厳しさのあるペナルティシステムを考案する必要がある。だが現時点のペナルティシステムはそれほど悪くはないと思う。バラストよりはこの方(グリッド降格)がよいだろう」


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