ジョーンズ氏が日本代表電撃再任!? 豪紙が日本協会との「秘密裏の面接」を報道 海外メディアも広まる波紋【ラグビーW杯】

2023年9月25日(月)6時0分 ココカラネクスト

2015年には日本代表を率い、南アフリカからの「奇跡の勝利」に導いたジョーンズ氏。この智将の去就が話題となっている。(C)Getty Images

 センセーショナルな一報が広まっている。現地9月24日、オーストラリアの日刊紙『The Sydney Morning Herald』は、母国のラグビー代表監督を務めているエディー・ジョーンズ氏が、日本代表関係者との「秘密裏の面接に参加した」とすっぱ抜いた。

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 ジョーンズ氏と言えば、2012年4月から約3年半にわたって日本代表のヘッドコーチ(HC)として指揮。2015年のワールドカップイングランド大会では、強敵・南アフリカを撃破する快進撃を見せたチームを指揮。その名を世界に轟かせた智将だ。

 同紙によれば、面接が行われたのは、フランスで開催されているW杯を目前にした8月25日。同大会後の退任が決定しているジェイミー・ジョセフHCの後任人事に奔走する日本側の求めに応じる形で、「プロセスについて話し合った」と伝えている。

 そんなジョーンズ氏が率いるオーストラリア代表は、目下、開催中のW杯で苦戦が続いている。自国開催となる27年大会を視野に入れ、平均年齢26歳という若手中心のメンバー構成で臨んでいるが、フィジーに69年ぶりという歴史的な敗北を喫するなど、現地9月24日時点で1勝1敗。1次リーグ突破に向け、暗雲が立ち込めている。

 無論、国内メディアではジョーンズ体制に逆風は強まっているのだが、これに対して63歳の指揮官も「結果は良くなかった点は謝る。日本式に土下座してもいい。だが、若いチームが前進する土台ができたことはハッキリ説明してきている」と反論。強気な姿勢を崩さず、メディアとの溝が深まっている感は否めない。

 もっとも、日本代表再任説には否定的な見方もある。

 海外メディアでも「ワラビーズがフランスとの強化試合に臨んだ2日後に面接を受けていたのは衝撃だ」(英紙『Daily Mail』)や「爆弾的なニュースによってオーストラリアは揺れている」(米スポーツ専門局『ESPN』)と伝えられたジョーンズ氏の動向について「もしも、彼が日本へ去るのなら驚きだ」と語ったのは、オーストラリアのアシスタントコーチを務めるジェイソン・ライルズ氏だ。

 いわば、ジョーンズ氏の名参謀役を担うライルズ氏は、豪スポーツ専門局『FOX Sports』の取材で次のように応えた。

「将来に向けて良い芽はたくさんある。だから、もしもジョーンズが日本代表に行くようなことがあれば、それはちょっとしたサプライズだ。でも、私には正直なところ、彼がどうするかはわからない。選択肢があるのはいいことだと思う」

 はたして、ジョーンズ氏がふたたび舞い戻る可能性はあるのか。W杯の行方が注目を集めるなか、智将の去就が波紋を呼んでいる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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