「世界一のスター」大谷翔平、“必然”のMVP受賞 ファンの熱狂にエ軍地元局実況も感嘆「彼を目撃できるのは本当に贅沢」

2023年10月1日(日)13時29分 ココカラネクスト

チームMVPを受賞した大谷。割れんばかりの拍手と声援を受け、照れくさそうな表情を浮かべた。(C)Getty Images

 あまりに“当然”すぎるアナウンスだった。現地9月30日、エンゼルスは2023年のチームMVPに大谷翔平を選出した。これで29歳の日本人スターは3年連続の受賞となった。

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 今季も二刀流で一大センセーションを巻き起こした。メジャーリーグ史上初となる「シーズン2桁勝利&40本塁打以上」の金字塔を打ち立てた大谷は、投打合わせてチーム11冠。MVP選出はもはや必然だったと言える。

 同日のアスレチックス戦を前に行われた表彰セレモニーに登場した大谷。ベンチ入りした今月17日(現地)の本拠地でのタイガース戦から13日ぶりにファンの前に姿を見せたとあって、球場に詰め掛けたファンからも万雷の拍手を送られた。19日に行ったとされる右肘の手術後というだけあって、故障個所はギプスで固定。その姿は少々痛々しいものがあったが、当人には笑顔も見られた。

 シーズン終盤に右肘側副靭帯の損傷と右脇腹痛というアクシデントに見舞われ、無念の離脱を余儀なくされた。それでも圧倒的な成績を残し、チームトップの評価を得た大谷。3年連続の快挙を成し遂げた日本人スターには、地元の識者たちも賛辞を惜しまない。

 この日に試合中継を行なっていた地元局『Bally Sports Wset』のリポーターであるエリカ・ウェストンさんは「今日も物凄い人が押し寄せている。実際にショウヘイがグラウンドに姿を見せた時は凄い歓声が上がっていた」と指摘。あらためて、大谷の図抜けたスター性を絶賛。さらに実況を務めたパトリック・オニール氏は、今オフにFA(フリーエージェント)となる大谷との思い出をかみしめるように言葉を紡いだ。

「ショウヘイの活躍はある意味でスポーツ全体への挑戦でもあった。当初は二刀流自体が反対されていたからね。でも、彼は見事にやってのけた。彼は多くのファンを引き寄せる世界一のスターだ。その姿を目にできるのは本当に贅沢なことなんだ」

 怪我をして、プレーが出来なくとも、人々の関心を惹きつけてやまない大谷。この事実こそ二刀流スターの異能ぶりを物語っていると言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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