今オフ ストーブリーグの目玉となるか 西武・山川穂高の去就がにわかに注目集める理由

2023年10月2日(月)11時29分 ココカラネクスト

山川はFA権取得見込みとなっている(C)CoCoKARAnext

 西武・山川穂高内野手に新たな動きが出てきた。

 知人女性への強制性交の疑いで書類送検されながら不起訴となったことを受け、現在、球団からは公式戦の無期限出場停止処分を受けている。

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 すでに今オフは故障者特例措置で国内FA権の取得を満たすことも明らかになっており、その動向が注目されていたが、ここにきて秋季教育リーグの「フェニックスリーグ」(10月9〜30日・宮崎)に参加する見込みであるとスポーツ各紙に報じられている。同リーグは球団処分の対象外となるため、出場に支障もないとされる。

 山川にとって、実現すれば5月11日のロッテ戦(ベルーナドーム)戦以来、約5か月ぶりの実戦での姿となる。

 このフェニックスリーグに参加する意義は大きい。同リーグは来季以降を目指す若手選手の鍛錬の場であると同時に、各球団編成担当者にとっては、来季以降に向けての大事な戦力チェックの位置づけでもある。同リーグに参加した選手たちの動きをチェックして、オフのトレード、戦力獲得に結び付けることもあるとされる。

 特に山川においては5月にファーム落ちして以降、3軍での調整を続けていたとあって、限られた人にしかその姿を見せていない。実戦でどれぐらい動けるか、豪快な一発を放てるかなど、以前と遜色ないパフォーマンスをどれぐらい示せるかで、今後のプロ野球人生にも影響を与えそうだ。

 FA権を行使して他球団移籍という道もあるが、起こした騒動の内容からして獲得に名乗りを挙げる球団があるかは微妙な情勢となっている。

 ただ、過去3度本塁打王に輝いた持前の長打力は本来であれば、多くの球団から求められる才能でもある。同リーグの出場で発揮できたら、救いの手を差し伸べる球団も現れるかもしれない。

 FA移籍となるのか、はたまたトレードか。球界屈指のスラッガーの去就をめぐって、10月の宮崎がホットプレイスとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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