90周年記念車とEVコンセプトカーシリーズを展示。ニッサン、JMS2023出展車両を発表

　10月3日、日産自動車は、2023年10月28日から11月5日に東京江東区有明の東京ビッグサイトで開催される『JAPAN MOBILITY SHOW 2023（JMS2023／ジャパンモビリティショー2023）』の出展概要を発表した。

　東京モーターショーから新たに生まれ変わり、今年初開催されるJMS2023にブースを出展するニッサンは、「未来を切り拓き、ワクワク感を次のレベルへ引き上げるEVコンセプトカーや先進技術を、フィジカルとデジタルがシームレスに融合したインタラクティブなブースで展示する」とアナウンス。移動と社会の可能性を広げる電動化技術やさまざまな取り組みを、リアルとバーチャルが融合した世界で体感してもらうことで、同ブランドが目指す“ワクワクする未来”の姿を示すとしている。

　会場ではEVコンセプトカーシリーズに加え、ニッサンの創立90周年を記念した現行ラインアップの特別仕様車が展示される。参考出品車となるこれらの特別仕様車は、フロントグリルやドアミラーにカッパー色のアクセントが施されるほか、専用のアルミホイールやシート素材などを採用することで、90周年の特別感が演出されるという。

　また、ブース内には電動駆動4輪制御技術“e-4ORCE”の走りを体感できるドライビングシミュレーターが設置されるほか、フォーミュラEの加速を感じながら自身の写真が撮れるパワーセルフィ—など、楽しみながらニッサンの技術を体験可能なコンテンツが用意される。さらに、グッズ販売コーナーではニッサン／NISMOブランドグッズが購入可能。90周年記念グッズなども販売予定となっている。

■EVコンセプト第1弾はクロスオーバーEV

　ニッサンはJMS2023に向け、今後複数のEVコンセプトカーと新たな取り組みを発表していく。これらのコンセプトカーは、魅力あふれるラインアップで環境や社会、幅広い世代の多様な嗜好やニーズに応え、よりクリーンで安全、インクルーシブな世界の実現に貢献するものだ。

　そのEVコンセプトカーは、2日（月）から25日（水）までの間、YouTubeの日産アカウントで配信されるライブストリーミング『夜のドライブで聴きたいNight Drive Chill Mix with Nissan』の中で毎週公開されていく。すでに第1弾のコンセプトカーは発表されており、今後登場するモデルにも注目したいところだ。

　3日に公開されたEVコンセプトカー『ニッサン・ハイパーアーバン』は、今あるものを大切に使い続ける持続可能なライフスタイルを追求しながら、都市や郊外といった場所を問わずにアクティブに活動するユーザーに向けたクロスオーバーEVだ。

　環境や社会課題への意識が高い人々をターゲットとした同モデルは、ソフトウェアをつねに最新の状態にアップデートし、必要に応じてハードウェアであるクルマのパーツなどを一新していくことで、ユーザーのさまざまな趣向に応えながら、より長くより愛着を持って乗り続けてもらうことを可能にしている。

　未来を感じさせる外観は、高い居住性を確保しながらデザインされたスポーティーなシルエットをまとい、空力性能に優れ、四隅に配置された大径タイヤとあわせてダイナミックでモダンな佇まいが表現された。インテリアは都市での生活空間に溶け込むようにデザインされ、フロントシートのアレンジを変更することで、ソファに座っているかのようなプライベート空間を実現するという。

■ニッサンブース出展車両（予定）

・アリア
・リーフ 90周年記念車
・サクラ 90周年記念車
・エクストレイル 90周年記念車
・セレナ 90周年記念車
・キックス 90周年記念車
・オーラ 90周年記念車
・GT-R NISMO Special edition
・フェアレディZ NISMO
・スカイライン NISMO
・フォーミュラEレーシングカー

ニッサン・ジャパンモビリティショー2023スペシャルサイト：https://www.nissan.co.jp/JMS/2023/