アーセナルに朗報！　そけい部負傷のMFトーマスが練習復帰…週末のマンC戦に照準か

　アーセナル所属のガーナ代表MFトーマス・パルティが実戦復帰に近づいているようだ。2日、『アスレティック』や『イブニング・スタンダード』など複数のイギリスメディアが伝えている。
　
　2020年夏の加入以降、中盤の底を主戦場にアーセナルの中心選手として活躍しているトーマス。在籍4年目の今シーズンもミケル・アルテタ監督からの厚い信頼は変わらず、初陣となったFAコミュニティ・シールドではアンカーとしてフル出場。プレミアリーグ開幕からの3試合では右サイドバック（SB）として起用され、ボール保持時には中盤に入ってビルドアップをサポートするなど存在感を放っていた。

　しかし、現地時間9月3日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦は負傷の影響で欠場。アルテタ監督はトーマスが同試合に向けてのトレーニング中にそけい部を痛めたことを明かし、数週間ほど戦列を離れることになると示唆していた。実際にその後に行われた公式戦5試合はいずれもメンバー外となっている。

　当初は6週間程度の離脱が予想され、復帰は10月のインターナショナルウィーク明けになると報じられていたトーマス。しかし今回の報道によると、同選手は現地時間2日月曜日に行われたチームトレーニングに復帰したとのこと。アルテタ監督も「彼はここ2週間でとても順調に回復しており、2、3日はチームと一緒にトレーニングすることができた。これは素晴らしいニュースだ」とコメントしつつ、「彼には出場機会が必要かもしれない。明日は試合の行方次第だ」と現地時間3日に控えるチャンピオンズリーグ・グループB第2節RCランス戦での実戦復帰の可能性も示唆した。

　また、トーマスが合流した2日月曜日のトレーニングには、オランダ代表DFユリエン・ティンバーとブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリを除く全選手が参加したとのこと。直近のボーンマス戦で脚を痛めたイングランド代表FWブカヨ・サカとブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス、筋肉系の問題を抱えていたベルギー代表FWレアンドロ・トロサールらも問題なくメニューをこなしたようだ。

　アーセナルはミッドウィークのRCランス戦を終えると、週末のプレミアリーグ第8節ではマンチェスター・シティとの“大一番”が控えている。