『キャプテン翼』の高橋陽一氏、思い入れがあるのは「“影の主人公”石崎くん」

2018年10月4日(木)17時12分 サッカーキング

自叙伝にサインを入れる高橋陽一氏

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 3日、キャプテン翼の生みの親、高橋陽一氏の初の自叙伝『キャプテン翼のつくり方』刊行記念イベントが八重洲ブックセンターで開催。トークイベント、サイン会、撮影会などが行われた。

 トークパートでは自叙伝の出版理由をコメント。「今までは断ってきたが、60歳を2年後に控え、人生を振り返っても良いタイミングと思った」と明かし、「人生を振り返って、改めて絵を描いたり、ストーリーを考えたりすることが好きだと感じた」と続けた。

 今でこそ世界的サッカー漫画として知られる『キャプテン翼』だが、連載当初は不安と戦っていたという。「漫画家になれるのか、連載を続けられるのか、若い頃の方が不安はあった。ただ、『絶対に売れてやる!』という光だけを見て前向きに取り組んでいた」と下積み時代を回顧している。

 多くのキャラクターが登場する作品の中で思い入れがあるのは「石崎くん」。「翼のような天才ではないけど、影の主人公的な思いで描いてきた」と話し、「なりたいキャラクターは翼くん。日向くんの人生にも興味がある。翼くんと日向くんは、自分の意思とは違ってキャラクターが勝手に動いている状況です」と語った。

 原作は1980年代に週刊少年ジャンプで連載。現在も続編が制作され、グランドジャンプにシリーズ最新作『キャプテン翼 ライジングサン』が掲載されている。

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