【巨人】井納、桜井では終わらない ふるい落とされる「選手の名前」

2022年10月8日(土)11時27分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人は7日に井納翔一投手(36)、桜井俊貴投手(28)、勝俣翔貴内野手(25)に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

 井納はFA移籍組。2020年オフに梶谷と共にDeNAから移籍。先発としてフル回転することが期待されるも、移籍1年目の2021年は初先発した試合で2回持たずKOされたことに始まり、わずか5試合の登板で0勝1敗、防御率14・40の成績に終わっていた。

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 今季は8月6日のヤクルト戦で中継ぎとして移籍後初勝利をマークしたものの、勝ち星はこの試合のみ。在籍2年でわずか1勝と結果を示すことができなかった。

 同じく戦力外通告を受けた桜井は立命館大から15年ドラフト1位で入団。大型投手として期待を集めるも、怪我に苦しんだ。プロ4年目の2019年に8勝を挙げたのがキャリアハイの成績となった。近年は中継ぎとしての起用が続いていたが、制球難もネックとなっていた。

 今回はドラフト1位選手、FA選手も戦力外通告を受けたことで波紋も広がっているが、「嵐のオフ」はまだまだ続くと見られている。

 今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだことでオフは久々に大々的なFA補強に乗り出す方針も固めて、フロントは来春キャンプの62人スタートをすでに明言している。ドラフトも控え、支配下枠に余裕はない。第2次戦力外通告期間にはさらに多くの選手がチームを去ると予想されている。対象となる選手についてはこんな声もある。

 「今季はキャプテン坂本の欠場や一時は吉川も欠場、外野のウォーカー、ポランコは守備難の問題があったりなど、ある意味、これまでポジションを奪えなかった選手にとっては絶好のアピール機会でもあったはず。それでも結果を示せなかった選手には厳しい目が向けられています」(球界関係者)

 なかなかチームが浮上しない中、今季は実績のある中堅選手が機能しなかったこともV逸の要因とされた。

 パンチ力が売りの石川や、「ヤオマル」の愛称で知られる八百板、昨季、田口と交換トレードでヤクルトから移籍した広岡なども「当落線上」の選手の名前としてささやかれている。

 逆に生き残りのポイントとして上がるのは「たとえば増田大のような足のスペシャリストなど、何か一つでも安定した力を発揮できる選手は強い」(同)

 巨人は6日に6人のコーチ陣の退任も発表。V逸したチームの「血の入れ替え」はこれからが本番となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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