ファーム日本選手権で炎上した元侍サブマリン 27歳の高橋礼は復活できるか

2023年10月8日(日)21時2分 ココカラネクスト

かつて日本代表でも活躍した高橋が再び輝く日を待ちたい(C)Getty Images

 10月7日にファーム日本選手権が行われ、ソフトバンクが6-5で巨人を下した。先発した森唯斗が3回1失点とゲームを作り、泉圭輔など一軍でも実績十分の選手が活躍。4年ぶり5度目のファーム日本一に輝いたソフトバンクではあるが、悪い意味で目立ってしまった選手がいる。4回表から登板した高橋礼だ。

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 高橋は2イニングを投げて4失点(自責点3)を喫して、一時は巨人に勝ち越しを許した。ソフトバンクは6回に2点、8回に3点取って逆転したが、打線が奮起しなければ戦犯扱いになっていたことだろう。

 高橋は今シーズン二軍では防御率1.24と圧倒的な数字を残しているが、一軍では5試合のみの登板にとどまっており、防御率10.80と精彩を欠いている。ソフトバンクが日本一になった2019年には優秀選手賞を受賞。オフには第2回WBSCプレミア12の日本代表に選出されて世界一にも貢献した。輝かしい実績を持つ高橋ではあるが、ここ数年は結果を出せないでいる。

 2020年には中継ぎとして52試合に登板して防御率2.65と好成績を残したが、2021年は11試合、2022年は4試合と減少傾向。再起を誓って臨んだ今シーズンは開幕ローテーションに入り、4月6日のオリックス戦に登板したが、2回途中3失点(自責点3)と先発の役割を果たせず、翌日には二軍降格を言い渡された。

 二軍で結果を出して一軍に上がっても結果を出せずに早々に登録抹消される、というサイクルが続いている。8月下旬以降は一軍に呼ばれることはなく。チームはCS進出を決めたが、今シーズンの一軍での成績に加えて7日の投球内容を鑑みると高橋の一軍登板は難しい。

 それでも、高橋は実績があり、何かが変われば活躍する可能性を秘めている。かつてソフトバンクに在籍していたアンダースロー右腕の山中浩史氏はソフトバンク時代は成績が振るわなかったが、2014年のシーズン途中にトレードでヤクルトに移籍して以降は存在感を発揮。勝ち星にこそ恵まれなかったが、先発ローテーションの一角としてチームを支えた。

 高橋は手足が長くて投球フォームがとても華麗である。そのフォームを一軍のマウンドで多く見たいと願っている野球ファンは多い。まだまだ27歳の高橋の今後の活躍を楽しみにしたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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