WTCC:モンテイロ、中国ラウンドへの参戦を断念。タルキーニが代役へ

2017年10月12日(木)7時3分 AUTOSPORT web

 WTCC世界ツーリングカー選手権に参戦するカストロール・ホンダWTCCチームは、中国の寧波で10月13〜15日に行われる中国ラウンドで、ティアゴ・モンテイロが参戦を断念し、ガブリエル・タルキーニが代役を務めると発表した。


 モンテイロは9月にバルセロナで行われてたテストで、ハイスピードでクラッシュを喫し、大きな負傷はなかったものの、病院に搬送され入院していた。その後退院することはでき、中国ラウンドに向けて地元のポルトガルで体調を整えていたものの、医師からのアドバイスにより、出場を見合わせることになった。


 今季これまで200ポイントを獲得し、選手権をリードしているモンテイロは、まさかの欠場という事態に「チームと一緒に頑張ってきて、選手権でもトップに立っていただけに、中国でレースができないことになって本当にガッカリしているよ」と語った。


「でも、僕にはもう少し時間が必要らしいんだ。いま、ふたたびフィットネスを整えて、今月末のツインリンクもてぎでふたたび選手権への挑戦を続けるつもりだよ。今回代わりを務めてくれるガブリエルには感謝している。彼は大親友だし、何年もチームメイトだったからね」


 モンテイロの言うとおり、今回代役を務めることになったのは、長年ホンダで活躍した大ベテランのガブリエル・タルキーニとなった。タルキーニは2013年から15年までホンダで活躍し、昨年はラーダに移籍。今季はWTCCには参戦していなかった。


「カストロール・ホンダWTCCチームに戻ることができて嬉しく思うよ。同時に、チャンピオンシップをリードするティアゴが欠場することになったのは本当に残念だ」とタルキーニ。


「今週末はティアゴとチームのために最高の仕事をするつもりだ。15年までのシビックWTCCの経験と、新しいサーキットでのレースということが僕が戦うための武器になるだろう」

15年までチームメイトだったモンテイロとタルキーニ


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