阪神のDH争い勃発か⁉注目は”直球破壊王子”と”人気者助っ人”のアピール

2023年10月12日(木)18時34分 ココカラネクスト

渡邉(左)やミエセス(右)にチャンスは与えられるのか。今後の展開に注目だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今週からフェニックスリーグが開幕した。フェニックスリーグは若手育成を主目的としているが、CSを控えたチームにとっては実戦感覚を養うための調整の場となっている。それだけではなく、スタメンが確実ではない選手にとっては、CSはもちろん、その先の日本シリーズに出場するためにアピールできるラストチャンスの場とも言って良い。

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 阪神は天候不良によって1試合流れたが、現在3試合を終えて3連勝中。この3試合で躍動したのが直球破壊王子こと渡邉諒だ。10日のヤクルト戦ではホームランを記録。11日の楽天戦でも2安打、12日の韓国選抜2戦でも1安打を放つなど、3試合連続安打をマークするなどアピールを続けている。

 阪神のスタメンはほぼ固定されているため、渡邉がスタメン出場することは難しいだろう。それでも、日本シリーズに進出すれば、指名打者という枠ができる。指名打者ではまだスタメンが確実視されている選手はいない。このまま結果を残せば、日本シリーズで指名打者としてスタメン出場を果たせる可能性はある。

 ただ、ミエセスも負けてはいない。10日と12日の試合はノーヒットだったが、11日は2打数2安打と集中力の高さを発揮している。加えて、今シーズンは渡邉(打率.177、2本塁打)よりもミエセス(打率.222、5本塁打)のほうが好成績だ。

 フェニックスリーグのみの成績で考えると渡邉が優勢だが、レギュラーシーズンの成績を鑑みると指名打者としてミエセスを起用したくもなる。なにより、チーム内の人気者であるミエセスが活躍すれば、チームに勢いをもたらせるため、多くの打席を与えたい存在だ。

 もちろん、小野寺暖といったレギュラーシーズンで活躍した選手がおり、ノイジーをDHに回すという選択肢もあるだろう。とはいえ、他の選手にチャンスがないわけでもない。フェニックスリーグでは活発なアピール合戦が見られており、チームの雰囲気は上々の様子。スタメンが確約されていない選手が、フェニックスリーグでどのような活躍を見せるのか注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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