【阪神・岡田監督語録】粘りの才木に「限度がある」 DeNA中軸に痛打も「1年間一緒のやつに打たれた」
2024年10月12日(土)18時1分 スポーツニッポン
◇セCSファーストシリーズ第1戦 阪神1ー3DeNA(2024年10月12日 甲子園)
阪神はDeNAに惜敗し、2戦先勝のファイナルステージ進出へ後がなくなった。先発・才木が5回1失点も、再三走者を許す苦しい展開。打線も9回に木浪の適時打で1点を返すのがやっとだった。以下、岡田監督と一問一答。
——才木は粘りながら。
「粘りって、限度があるやんか」
——変化球に最初、苦しんでいた。
「苦しむっていうか、全然やったやんか、そんなもん」
——昨日、4人(牧、佐野、オースティン、宮崎)をどう抑えるかと言っていたが、そこに打たれた。
「結局、1年間、一緒のやつに打たれただけやんか。それだけのこと。1年間、全然、対策もできんかったっていうことよ、結局はな。そのままや」
——守備に時間を取られたところがあって、打線もリズムに乗れなかったか。
「それもあるよ」
——選手にも力みが。
「そんな力みとか、ここで言うてもしゃあないやんか、そんなの。みんな力むよ、そんなもんお前、こんな短期決戦やねんから。力まんとやってるやつなんかおれへんよ。そんなもんお前、結果やん。結局、それだけやん」
——1年間ずっとだが、1、2番が出ないと。
「いやもう、1年間を象徴してるようなゲームやったよな、結局な。何にもできないもんな、だからな」
——塁に出る意識、つなぐ意識がほしかった。
「いや、ほしいってもう、何試合やって、今言うてもしゃあないやん、そんなもん、当たり前のことやん、そんなん。うん、まあ、1年間の象徴、今年の象徴したゲームみたいなもんやな、はっきり言うて」
——7回まで四球も取れなかった。ストライクゾーンで勝負してくる中で、まずは真っすぐを捉えることが大事。
「まずは真っすぐて…。そら狙い球も、みんなそらなあ、1年間やって違うわけやから、攻められ方もなあ、そら真っすぐだけじゃないと思うけど。そらもうそんなん、1年間やって対策分かるやんか、何回当たってんのそんなん」
——桐敷の2イニング目は、才木が5回までになったということもあって。
「まあ、それもあるよ。明日高橋というのもあるしな、そらな」
——2イニング目はもともと佐野までというプランか。
「そやな。佐野までにな、1人くらい出てても、というのはあったけど」
——その前の牧に初球をあっさり。
「そうやん、だから。おんなじやんか。一年間おんなじ打たれ方したよな。しかし、分からんのかなあ。スコアラーに言うたんやけどな、横浜で。分からんなあ。スコアラーに言うてもあかんわな、選手がやらんとあかんのやから。まあ、そういう1年やったよ」