【横浜FCvsFC東京プレビュー】13年ぶりの白星を狙う横浜FC…FC東京は19連戦の最後を勝利で飾れるか

2020年10月17日(土)1時44分 サッカーキング

[写真]=兼子愼一郎

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■横浜FC 連敗ストップも課題は山積み。ゴール数を増やせれば4試合ぶりの勝利も



【プラス材料】
 前節・ベガルタ仙台戦はスコアレスドローに終わり、3試合ぶりに勝ち点1を獲得。その前は2試合連続で3失点を喫しての敗戦だっただけに、無失点で終われたことは明るい材料である。守備の安定と攻撃の爆発、その両方を成立させるゲームを期待したい。

 10月に入り先発出場が続いているのはFW瀬沼優司。チームのためにプレーする献身性はチーム随一であり、運動量も豊富だ。そこに得点がついてくるようになっており、いまやFWの1番手と言ってもいい存在感とプレーぶりである。

 今節の相手・FC東京との前回対戦は先制しながらもひっくり返されての逆転負けだったが、内容としては上回っていただけに苦手意識はない。ホームでは常に先手を奪い、勝ち点3をつかみたい。

【マイナス材料】
 10月に入り3試合勝利なし。前節・仙台戦こそスコアレスドローに終わったが、チャンスの数やゲーム内容に対してゴール数の少なさはいまだに改善されず、その反対に第20節・柏レイソル戦、第21節・鹿島アントラーズ戦と2試合続けて3失点を許すなど、不安定な面が目立ってしまっている。

 仙台戦でチームの攻撃の要であるMF松尾佑介が肩あたりを痛めて負傷交代。状態は不透明で分からない部分が多いが、しばらくチームから離れるようなことになればチームにとってはかなりの痛手である。高速ドリブラーを欠いた中でどのように攻撃を形作っていくか。チーム全体でカバーしていく必要があるだろう。

 気がつけば、順位表の上とは少しずつ離され、下が見えてきている状態だ。ここで踏ん張り、苦境を脱したい。

文:totoONE編集部

■FC東京 レアンドロの出場停止は大きな痛手。チーム一丸で勝ち点3奪取を狙う



【プラス材料】
 8月15日から2カ月にわたって中2〜3日での試合が続き、今節はようやく19連戦の締めくくりとなる。その間の16試合(カップ戦を除く)の成績は10勝2分4敗で、連敗は一度もない。若手の台頭もあり、総力を挙げて1試合平均勝ち点「2.25」を積み上げてきたことは明るい材料だろう。

 第21節のガンバ大阪戦は水の溜まる『味の素スタジアム』のピッチで、PKによる1失点で痛恨の敗戦を喫した。だが、同じくホームで迎えた前節の清水エスパルス戦は「内容はよくなかった(長谷川健太監督)」ものの、悪い流れを引きずらず、3得点を挙げて勝ちきったこともプラスだ。

 ここのところ3連戦をひと区切りとし、メンバーの入れ替えを行ってきた。今節は4戦目となるためターンオーバーも予想されるが、次節まで5日間のインターバルがあるため先発は流動的。総力戦は続く。

【マイナス材料】
 前節の清水戦は勝利したものの、FW永井謙佑は「前半はイージーミスが出て、ボールを失う回数が多かった。攻めから守りへの切り替えも遅く、相手のカウンターを受ける場面もあった」と省みる。後半は交代を使って修正を図ったが、90分をとおして守備の出足が遅く、改善が必要だろう。

 一方、G大阪戦でのラフプレーにより、同試合後にMFレアンドロの3試合出場停止が確定。長谷川監督は「ルールを反する行為について、チームとして深く反省する」と真摯に受け止め、再発防止と改めてフェアプレーを誓ったが、レアンドロがチームの攻撃のリズムを作っていたことも事実。彼の不在は戦力として大きな痛手だ。

 また、キャプテンを務めるDF渡辺剛は直近のリーグ戦3試合を欠場。その状態が心配される。

文:totoONE編集部

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