日本代表がチュニジアにリベンジ達成! 古橋亨梧が“凱旋弾”、久保建英から伊東純也で追加点

2023年10月17日(火)21時6分 サッカーキング

古橋亨梧(11番)はかつての本拠地で“凱旋弾”を記録 [写真]=金田慎平

写真を拡大

 キリンチャレンジカップ2023が17日に行われ、日本代表とチュニジア代表が対戦した。

 日本代表は13日に『デンカビッグスワンスタジアム』にて行われたカナダ代表戦で4−1と大勝を記録。“第2次森保ジャパン”発足後の成績は5勝1分1敗としただけでなく、直近5試合で総得点「22」を叩き出し、5連勝を飾った。10月シリーズの2戦目ではチュニジア代表と対戦。過去の対戦成績では4勝1敗と勝ち越しているが、昨年6月に行われたキリンカップサッカー2022の決勝戦では0−3と完敗を喫しており、約1年4カ月ぶりの再戦でリベンジを狙う。

 日本代表を率いる森保一監督は、カナダ代表戦からスターティングメンバーを7名変更。冨安健洋、中山雄太、遠藤航、伊東純也の4名が連続して先発に名を連ね、同試合では出番がなかった久保建英や板倉滉が満を持してスタメンに入った。最前線は古橋亨梧が務め、ヴィッセル神戸の本拠地でもある『ノエビアスタジアム神戸』に凱旋。左サイドの2列目には旗手怜央が選ばれ、ゴールマウスは鈴木彩艶が守る。一方、チュニジア代表はガンバ大阪でプレーしているイッサム・ジェバリや、普段はブンデスリーガでプレーしているアイッサ・ライドゥニ&エリス・スキリらがスタメンに並んだ。

 試合は立ち上がりから日本代表がボールを保持する時間が続いたものの、なかなかチュニジア代表の5枚で構える守備を攻略し切るには至らない。12分には敵陣でボールを奪った古橋がペナルティエリア手前で倒され、フリーキックを獲得する。キッカーを務めた久保は、中央やや左寄りの位置から壁の下を抜く一撃を放ったが、シュートコースが甘くGKムエズ・アセンにキャッチされた。

 続く23分には自陣でボールを奪ったところから右サイドにボールが渡ると、伊東が中央で斜めの動きを見せていた久保にボールを渡す。ペナルティエリア右でボールを受けた久保は強引に左足を振り抜くも、シュートは相手にブロックされる。だが、ボックス左に流れてきたこぼれ球に反応した旗手が、タイミングを見て左足でフィニッシュを狙った。ここはジャストミートできずに枠を外れている。

 このまま前半終了かと思われた43分、遂に均衡が破れる。日本代表は自陣でボールを繋ぎながら反撃の隙をうかがうと、ピッチ中央付近でボールを受けた守田英正が相手をかわして斜めに付ける。ボールを引き取った久保が中央に絞っていた旗手に預けると、旗手は右サイドに振ろうとしたが、相手にブロックされたボールはペナルティエリア内へ流れていく。このボールに古橋が反応。落ち着いてGKとの1対1を仕留め、『ノエビアスタジアム神戸』での“凱旋弾”を記録した。このまま前半は終了し、日本代表が1点をリードしてハーフタイムに突入している。

 後半に入ると日本代表は古橋を下げて上田綺世をピッチへ送り出す。後半も前半と同じように試合に入ると、52分には敵陣右サイドに飛び出してボールを奪った菅原由勢から、守田を経由して旗手にボールが渡ると、ペナルティエリア手前から左足を振り抜く。だが、このミドルシュートは枠を外れた。

 63分には中山と旗手に代えて町田浩樹と浅野拓磨を投入。68分には敵陣左サイドに上田と浅野が寄せてボールを奪うと、浅野がペナルティエリア左めがけてパスを繋ぐ。待っていた久保は中央に折り返すと見せかけて左足で股抜きシュートを狙ったが、シュートはわずかにポスト右へと外れている。

 それでも、直後の69分には日本代表が追加点を記録。左サイドに流れて町田からボールを引き出した浅野が、軸裏を通すパスでスペースに流すと、このボールに久保が反応。左サイドから中央に持ち運んでマイナスに折り返すと、走り込んできた伊東がダイレクトで仕留めた。日本代表が勝利を手繰り寄せる追加点を記録している。

 72分には伊東と板倉を下げて南野拓実と谷口彰悟がピッチに立つ。直後には左サイドに開いて町田からのパスを受けた浅野が斜めのパスを通すと、走っていた南野がマイナスへ折り返す。ニアサイドに飛び込んだ上田が持ち出して強引に左足を振り抜くと、強烈なシュートがポストに直撃した。

 82分には久保に代えて橋岡大樹を投入。後半アディショナルタイムにはこの日最初のチュニジア代表のシュートとして、クロスバーを叩くヘディングシュートを許す。だが、ここもうまく凌ぎ切り、5試合ぶりのクリーンシートを達成した。

 試合はこのままタイムアップ。10月シリーズも2連勝を記録した日本代表は、国際Aマッチで6連勝を飾って今月の活動を終えることとなった。なお、11月にはFIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選が予定されており、日本代表は2試合を消化予定だ。

【スコア】
日本代表 2−0 チュニジア代表

【得点者】
1−0 43分 古橋亨梧(日本代表)
2−0 69分 伊東純也(日本代表)

【スターティングメンバー】
日本代表(4−2−3−1)
GK:鈴木彩艶
DF:菅原由勢、板倉滉(72分 谷口彰悟)、冨安健洋、中山雄太(63分 町田浩樹)
MF:遠藤航、守田英正;伊東純也(72分 南野拓実)、久保建英(82分 橋岡大樹)、旗手怜央(63分 浅野拓磨)
FW:古橋亨梧(46分 上田綺世)


【ゴール動画】古橋亨梧の“凱旋弾”に伊東純也の追加点

サッカーキング

「日本代表」をもっと詳しく

「日本代表」のニュース

「日本代表」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ