トッテナム指揮官がメディアの批判に苦言「皆が同意するシステムはない」

2017年10月21日(土)15時45分 サッカーキング

ポチェッティーノ監督がレアル・マドリード戦での舞台裏を明かしている [写真]=Getty Images

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 トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督はチームに対するメディアの批判に苦言を呈した。イギリス紙『デイリーメール』が20日付で報じている。

 17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第3節レアル・マドリード戦で、いつもとは違う5−3−2のシステムで臨んだトッテナム。結果的に、これが功を奏し、アウェイで貴重な勝ち点1をもぎ取っている。大胆な戦術変更で結果を残したポチェッティーノ監督には各メディアからも賛辞が集まった。イギリスメディア『スカイスポーツ』では、解説者を務めている元イングランド代表MFジェイミー・レドナップ氏と元イングランド代表FWイアン・ライト氏が「どこの監督も務まるだろう」と絶賛している。

 ポチェッティーノ監督は当時の状況を振り返り、レアル・マドリード戦で最初にスタメンの11名が発表された時には、様々な人やメディアに「何が起こっているんだ?」、「どういうつもりなんだ?」と意見されたという。しかし、試合終了後には手を返したように「君は天才だ」などと言われたとコメントした。

 この出来事を振り返ったポチェッティーノ監督は、「1つの試合で私たちのやりたいことを説明するのは難しい。勝つために、監督やコーチスタッフはスタメンや戦術を苦心して決めるんだ。チームが機能することもあれば、機能しないこともある。ただ、勝ったとしても負けたとしても、自分自身で決めたことに後悔はできないんだ」と監督業の難しさに言及している。

 さらに、「私たちはいつも勝つことができると信じている。そしてどのような結果になろうと、それを受け入れる。これはサッカーの一部なんだ。誰もがスタメンの11人やシステム、戦術に対してあれこれ言うが、全員が同意できるシステムなんてない。監督と完全に一致することは不可能だよ」と必要以上ともいえるメディアの批判に苦言を呈した。

 一方で「もちろん、いい結果が得られたからと言って私が正しくて、批判していた人々が間違っていたとも思っていないよ。サッカーではよくありうることだ」とコメントし、締めくくっている。

 ポチェッティーノ監督率いるトッテナムは、今シーズンも好調を維持。これまで、プレミアリーグでは8試合で5勝2分け1敗の3位につけており、CLではレアル・マドリードと並び、H組首位に立っている。

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