F1 Topic:気分転換の効果あり?アメリカGPでクビアト担当エンジニアの入れ替えを実施

2017年10月23日(月)14時0分 AUTOSPORT web

 トロロッソのドライバーは、日本GPとアメリカGPで総入れ替えとなった。日本GPはカルロス・サインツJr.&ピエール・ガスリーで、アメリカGPはダニール・クビアト&ブレンドン・ハートレーだ。

2017年F1第17戦アメリカGP ブレンドン・ハートレー

 しかし、入れ替わったのはドライバーの組み合わせだけではない。じつはドライバーとエンジニアの組み合わせも入れ替わっている。シンガポールGPまでクビアトの担当レースエンジニアは、フランス人のピエール・ハマランだったが、アメリカGPに復帰したクビアトのレースエンジニアは、日本GPでサインツのレースエンジニアを務めていたマルコ・マターサとなった。ただし、クビアトは2014年にトロロッソでマターサと仕事した経験がある。


 スタッフだけではない。クビアトがアメリカGPで使用するマシンは、日本GPでサインツが使用した1号車で、ガレージもこれまで向かって右側だったが、アメリカGPでは向かって左側のガレージを使用していた。もちろん、メカニックもサインツと仕事してきたスタッフだ。


 なぜ、こんな面倒なことをしたのだろうか。トロロッソのチームマネージャーのグラハム・ワトソンはこう説明する。


「ダニールがシンガポールGP後に休むことになったとき、われわれは彼が復帰するときは気分転換のため、レースエンジニアを変えてみたらどうだろうかと検討していた。その後、カルロスがルノーに移籍することになったので、そこにダニールを入れ、ブレンドン(・ハートレー)はシンガポールGPまでダニールと仕事していたスタッフと仕事してもらうことにした」


「それに、これからアメリカGPの後、もしピエール(・ガスリー)が復帰しても、レースエンジニアがフランス人なので、仕事がスムーズになるからね」


 ちなみにレギュレーションでチームは年間4人までしかレースに出場させることができない。トロロッソは今年クビアト、サインツ、ガスリー、ハートレーの4人を起用してしまったため、新しいドライバーを招くことはできない。つまり、サインツが去ったいま、メキシコGP以降のドライバーはクビアト、ガスリー、ハートレーの3人の中から2人を選ぶ作業となる。


 チームマネージャーのワトソンは、こう言う。
「決定するのは、(ヘルムート・)マルコ。いつどんな決定が行われても、対応できるように、われわれは準備するだけだ」


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