WEC:ジネッタ走らせるチームLNT、F2ドライバーのジョーダン・キングを上海で起用へ

2019年10月24日(木)18時30分 AUTOSPORT web

 F2ドライバーで2019年はインディ500にも参戦したジョーダン・キングが11月8〜10日、中国の上海国際サーキットで開催されるWEC世界耐久選手権第3戦上海4時間レースに、LMP1プライベーターのチームLNTから参戦することが分かった。


 昨シーズン、ジャッキー・チェン・DCレーシングからWEC“スーパーシーズン”の後半3ラウンドに出場し、第6戦セブリング1000マイルでLMP2クラス優勝を飾っているキング。現在25歳のイギリス人ドライバーは、前戦富士で5号車ジネッタG60-LT-P1・AERをドライブしたルカ・ギオットと入れ替わる形で今季初めてWECに参加することになる。


 チームメイトとして5号車ジネッタをシェアするのは、イゴール・オルジェフとベン・ハンリーのふたりだ。


 2台体制を敷いて世界最高峰スポーツカー選手権に参戦しているチームLNTのもう1台、6号車ジネッタは、ベテランのクリス・ダイソンが怪我からの復帰しWECデビューを計画しているものの、上海ラウンドでは前戦と同じくチャーリー・ロバートソン、マイク・シンプソン、ガイ・スミスというドライバーラインアップを変更せずに臨む予定だ。


「ジョーダン(・キング)をチームに迎えることができて、うれしく思うよ」と語るのは、チーム代表を兼務するジネッタのローレンス・トムリンソン会長。


「ジョーダンが持つ記録は、彼自身がスピードを持っていることを明確に示すものであり、ジネッタはそんな彼に提供できるたくさんのものを持っている」


「非常に速いイギリス人ドライバーが、超高速のイギリス車に乗り込んでサーキットを走るとき、LMP1カーの真のペースが再びディスプレイに映し出されるはずだ。また、我々はすべてのドライバーに、中国での戦いに期待している」


 第3戦で母国チームに合流するキングは「シーズン序盤からチームの努力を注意深く観察してきた」とコメント。


「それはWECの中国ラウンドで、僕たちに大きな可能性があることを明らかに示している」


「僕は、彼らが上海でさらなる力を解き放つのを手助けできることを願っているんだ」と意気込みを語っている。

WEC第3戦でチームLNTの5号車ジネッタG60-LT-P1・AERをドライブするジョーダン・キング


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