町田ポープ・ウィリアムが父親の他界で学んだこと「痛み感じた」と言動謝罪も

2023年10月24日(火)12時6分 FOOTBALL TRIBE

ポープ・ウィリアム 写真:Getty Images

 FC町田ゼルビアは明治安田生命J2リーグ第39節ロアッソ熊本戦で勝利したことにより、クラブ史上初となるJ1昇格が決定。ベルギー1部シント=トロイデンVV所属の日本代表GKシュミット・ダニエル獲得の可能性が報じられる中、町田所属GKポープ・ウィリアムが父親の他界を報告。今までの自身の振る舞いにも言及している。


 アメリカ人の父親と日本人の母親を持つポープは、2022シーズンから町田でプレー。今季は正守護神として、開幕戦から8月19日の第31節・清水エスパルス戦まで全試合でゴールマウスを守っていた。ただ8月26日の第32節・モンテディオ山形戦以降はほぼ全試合で出番なし。熊本戦でもJ1昇格決定の瞬間をピッチサイドで迎えていた。


 J1昇格決定で歓喜に沸く中、ポープは大切な家族を亡くしたことにより、難しい時間を過ごしていた。同選手は熊本戦の翌日にnoteを更新。「29歳も頑張ります。」と見出しをうち、「スタメンから外されたすぐ後にアメリカにいる父が自ら命を経ってしまいました」(原文ママ)と報告している。


 また父親を亡くした後、気持ちの整理がつかず、トレーニングでのパフォーマンスが低下したことも明かすと、自身の考えの変化を以下のように綴っている。


 「僕がどういう発言しようがどう経ち振る舞おうがそれが僕という人間で僕の人生であり僕が自分で責任をとるから関係ないだろという考えのもとここまでプレーしてきました。決して虚勢を張っていた訳ではありませんが、それくらい自分の感情とか想いを最優先にしていたというかそのくらい振り切らないと昔の弱くて自信の無い優しい自分が出てきてしまいそうで、この世界で生きていくことが難しかった過去の自分に戻るのが怖かった部分もありました」


 「もちろん生き方に正解、不正解はないんですけど色んなことがあった今感じるのは考え直さないといけないタイミングなのかなと思っています。もちろん基本的なスタンスみたいなモノは変わりませんけど、より自分の背景を意識したサッカー選手になることが必要だと思いました」


 ポープはこれまでオブラートに包み隠さないストレートなSNS投稿で何度も注目を集めていた。時には批判も浴びていたが、本人は父親の他界をうけて「僕のくだらない発言や立ち振る舞いで不快になられた方々がいたらすいません。僕自身も今回の事で本当に沢山の事を学びましたし、痛みも感じました。前を向くことに少し時間はかかりましたけどもう大丈夫です」と謝罪している。

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