ドライで山本尚貴が首位発進、ニューウェイは大クラッシュ【タイム結果】2019スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 土曜フリー走行

2019年10月26日(土)10時48分 AUTOSPORT web

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦JAF鈴鹿グランプリの土曜フリー走行が行われ、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイムをマークした。2番手にルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)、3番手に野尻智紀(TEAM MUGEN)が続き、ホンダ勢が上位を独占。トヨタ勢のトップは5番手の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)で、タイトルを争うニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)は7番手だった。


 金曜日の専有走行はウエットコンディションで行われたが、このフリー走行はドライコンディションでのセッションとなった。手元の計測で気温は20度、路面温度が22度というコンディション。専有走行では路面状況が悪く各車あまり走行できなかったため、今回のセッションは走行時間を20分延長して80分間となった。


 開始とともに数台のマシンがコースへ出ていき、ソフトタイヤ、ミディアムタイヤを履くマシンが混在するなか序盤は1分40秒台のタイムが並び、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がソフトタイヤで1分39秒802をマークしてトップに。その後アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムを塗り替える1分39秒307を記録した。


 セッションが進むにつれて路面状況も改善され、タイムを伸ばすドライバーが増えていく。福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がパロウのタイムを塗り替えたが、山本がさらにそれを上回る1分38秒758でタイムシートのトップに立った。


 開始から28分が経過したところで、12コーナー(200R)でオイルフラッグが掲示されてセッションは赤旗中断となったが、3分ほどで再開された。


 山本がトップのままセッションは折り返しを迎えた。ところが開始から37分、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)が130Rで飛び出してスピンし、ハイスピードのままマシンのリヤからバリアに激突。その衝撃でニューウェイのマシンは上下ひっくり返ってしまった。この大きなクラッシュにより2度目の赤旗中断となったが、ニューウェイは自力でマシンを降りたことが映像で確認された。


 マシンの撤去を終え、9時48分にはセッション再開。ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)が山本のマークしたトップタイムを塗り替えるが、パロウが1分37秒755をマークして再びトップに浮上した。すると山本がパロウを上回る1分36秒907を記録し、終盤は各車がタイムを更新していった。


 山本のタイムを上回るドライバーは現れず、唯一1分36秒台のタイムをマークした山本がトップのままセッションは終了。2番手にアウアー、3番手は野尻と、ホンダ勢が上位を独占した。トヨタ勢のトップは、ソフトタイヤで5番手となる1分37秒568をマークした関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)となっている。


■2019全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦鈴鹿 土曜フリー走行タイム結果(編集部計)
天候:晴れ 路面:ドライ












































































































































































Pos.No.DriverTeamEngineTime
11山本尚貴DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA1’36.907
250L.アウアーB-Max Racing with motoparkHONDA1’37.215
316野尻智紀TEAM MUGENHONDA1’37.319
464A.パロウTCS NAKAJIMA RACINGHONDA1’37.440
519関口雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPULTOYOTA1’37.568
639坪井翔JMS P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA1’37.670
737N.キャシディVANTELIN TEAM TOM’STOYOTA1’37.729
836中嶋一貴VANTELIN TEAM TOM’STOYOTA1’37.873
965牧野任祐TCS NAKAJIMA RACINGHONDA1’38.096
105福住仁嶺DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA1’38.131
1138石浦宏明JMS P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA1’38.237
128大嶋和也UOMO SUNOCO TEAM LEMANSTOYOTA1’38.266
134国本雄資KONDO RACINGTOYOTA1’38.393
143山下健太KONDO RACINGTOYOTA1’38.441
1520平川亮ITOCHU ENEX TEAM IMPULTOYOTA1’38.448
1617塚越広大REAL RACINGHONDA1’38.596
1715J.ビップスTEAM MUGENHONDA1’39.100
187中山雄一UOMO SUNOCO TEAM LEMANSTOYOTA1’39.375
1951H.ニューウェイB-Max Racing with motoparkHONDA1’39.703
2018小林可夢偉carrozzeria Team KCMGTOYOTA1’39.801


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