サヨナラ弾浴びたヤンキース左腕「もう少し高く投げられれば...」失投悔やむ「皆のために勝ちたかった」

2024年10月26日(土)14時2分 スポーツニッポン

 ◇ワールドシリーズ第1戦 ヤンキース3ー6×ドジャース(2024年10月25日 ロサンゼルス)

 ヤンキースは25日(日本時間26日)、敵地でのドジャースとのワールドシリーズ第1戦に延長戦の末、サヨナラ負け。初戦を落とした。決勝弾を被弾したネストル・コルテス投手(29)は第2戦以降の巻き返しを誓った。

 3−2の延長10回2死満塁。コルテスが投じた内角92・5マイル(約148・9キロ)の直球は無情にもフリーマンによって右翼席まで運ばれた。ワールドシリーズでのサヨナラ満塁本塁打は史上初で、左腕にとっては屈辱の1球となった。

 試合後、コルテスは「タフな試合だった。我々は一晩中戦った。ただ、あそこでマウンドを降りるのはタフだ」と被弾に肩を落とした。

 そして、10回1死一、二塁で大谷を迎えたところでマウンドに上がった場面から振り返り「大谷は制球通り高めの速球でアウト(左邪飛)にして、同じようにフリーマンも攻めたかったが、低く行ってしまった」と悔やみ「ボールが2〜3インチ(5〜7センチ)低かった。内角の高めに投げたかったが十分ではなかった」と失投だったとした。

 大谷の左邪飛は左翼手・バードゥーゴがスタンドに飛び込みながらもボールをグラブからこぼさず執念のプレーでアウトに。「アレックス(バードゥーゴ)の信じられないプレーだった。チームのために体を張ってくれた。僕自身、本当に感謝している」とし、だからこそ「さっきも言ったようにフリーマンへの1球だ。もう少し高く投げられればよかった」と再度、最後の1球を悔やんだ。

 左肘痛で離脱していたが、ワールドシリーズで復帰した左腕は「ただ、みんなのためにも勝ちたかった。救援陣はバトルした。我々は得点を何点か防いだが、(最後は)できなかった」と反省した。

 第2戦以降に向けて「僕らのクラブハウスには挽回していくためのメンバーがいる。投手は全員が自分の仕事に徹し接戦に持っていき、打者たちは得点する。明日は新しい1日だ」と切り替えを強調した。

スポーツニッポン

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