【巨人】矢野謙次打撃コーチ加入で見えた 新指揮官が求める「キーワード」とは

2023年10月28日(土)12時23分 ココカラネクスト

阿部新監督も矢野コーチの明るさを買っている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は10月27日、球団OBで今季日本ハムのスカウトを務めた矢野謙次氏(43)が1軍打撃コーチに就任すると発表した。背番号は80。巨人には2015年以来8年ぶりの復帰となる。

 矢野氏は国学院大から2002年ドラフト6位で巨人に入団。07年には代打逆転満塁本塁打、13年には代打打率3割5分8厘をマークするなど現役時代は勝負強さが持ち味だった。

【関連記事】阿部巨人新体制で注目集める正捕手問題 ささやかれる「意外なキーマン」とは

 15年6月にトレードで日本ハムに移籍。18年に現役を引退し、その後は日本ハムで2020年は1軍外野守備コーチ兼打撃コーチ、21、22年は2軍打撃コーチを務め、今季はスカウトとなっていた。

 球団からの発表を受け、矢野氏も自身のインスタグラムでファンへ報告。

 その中で阿部慎之助監督から声をかけられた内容について、こうつづっている。

「阿部監督からは『謙次の元気でチームを明るくしてくれ!』との特命を授かりました。心に火をつけて。チームのために。勝利のために。全身全霊をかけて戦いたいと思います」と現役時代の自身の応援歌の歌詞「心に火をつけて」も引用しながら、V奪回のために力を尽くすとした。

 今季はチーム打率(・252)、本塁打(164)ともリーグトップの成績を残しながら、1点差ゲームで多く競り負けるなど、勝負どころで力を発揮できないシーンも目立った。ベンチが重苦しいムードに包まれることも多く、同コーチの明るさ、「元気」でナインの背中を押す役割が期待されている。

 日本ハムではファームコーチも経験と若い選手と同じ目線で指導を行える点もメリットとされる。

 すでにSNS上では、同コーチの巨人復帰に関連してファンからも「待ってました!」「矢野さんのような気合の選手を育成してください」など、歓迎の声も続々と上がっている。

 阿部監督を支える新任のコーチ陣では5年ぶりに古巣復帰となった内海哲也投手コーチの存在も期待を集めている。

 阿部監督とともに2007年、12年からのリーグ3連覇を達成した中心メンバーが続々集結。勝負の厳しさを知るOBたちが果たしてどんな手法で「勝つ力」をナインに注入していくのか。その手腕も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ