M・テュラムが2戦連発! インテルが“好調”ローマに完封勝利…2連勝で首位キープ

2023年10月30日(月)3時58分 サッカーキング

インテルがローマを1-0で下し首位キープ [写真]=Getty Images

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 セリエA第10節が29日に行われ、インテルとローマが対戦した。

 3シーズンぶりのスクデット獲得を目指すインテルは、ここまで9試合を消化し7勝1分1敗と好調を維持。現在は1試合消化の多い首位ユヴェントスと「1」ポイント差の暫定2位につけている。対する9位ローマは開幕後のリーグ戦6試合わずか1勝とスタートダッシュに失敗したものの、直近では公式戦5連勝を記録。イタリア屈指の名門同士による対戦は、どちらのチームに軍配が上がることになるのだろうか。

 試合は序盤からインテルが主導権を握る。6分には敵陣中央での細かいパス交換でローマを押し込むと、最後はハカン・チャルハノールがボックス手前からクロスバー直撃の強烈なシュートを放つ。15分には敵陣右サイド深くでボールをキープしたデンゼル・ダンフリースが対峙したDFを翻弄し、ゴール前へ柔らかいクロスを供給。最後はマルクス・テュラムが至近距離からシュートを放ったが、ローマのGKルイ・パトリシオの好セーブに阻まれた。

 その直後の16分にはヘンリク・ムヒタリアンが巧みな反転からスルーパスを送り、ボックス内左へ抜け出したフェデリコ・ディマルコが左足で狙うも、シュートは枠を捉えることができず。38分、ベンジャマン・パヴァールがロメル・ルカクからボールを奪取しショートカウンターを発動。ダンフリースのグラウンダーのクロスにパヴァールが合わせたが、このシュートも枠の右へ外れた。前半はこのままスコアレスで終了。ローマは45分間で1本もシュートを放つことができなかった。

 後半も最初の決定機はインテル。敵陣右サイドでFKを獲得すると、チャルハノールの柔らかいボールをニアサイドでフランチェスコ・アチェルビがフリックし、最後はM・テュラムが頭で合わせる。しかし、シュートは惜しくも枠の上へ外れ先制ゴールならず。59分にはニコロ・バレッラがボックス内へ浮き球を送り、M・テュラムが胸で落としたボールにラウタロ・マルティネスがダイレクトボレーで合わせたが、シュートはGKの正面へ飛んだ。

 ローマは65分、直接FKを獲得しレアンドロ・パレデスがチーム最初のシュートを放つと、その直後には左からのクロスにブライアン・クリスタンテが頭で合わせる。しかし、枠を捉えたシュートはGKヤン・ゾマーのスーパーセーブに阻まれた。インテルはその後もカウンターやサイド攻撃からチャンスを作るも、ゴールネットを揺らせぬまま時計の針が進んでいく。

 80分、ようやく試合の均衡が破れる。クリスティアン・アスラニが左サイドの敵陣深くへ大きく展開すると、これを収めたディマルコがゴール前へグラウンダーのクロスを供給。走り込んだM・テュラムが右足のダイレクトシュートを沈め、インテルが待望の先制点を手にした。M・テュラムはリーグ戦2試合連続ゴールとなっている。インテルは90分にも決定機。途中出場のカルロス・アウグストがボックス手前から右足を振り抜くも、シュートは惜しくもクロスバーを叩いた。

 試合はこのまま1−0で終了。完封勝利を収めたインテルが2連勝で首位の座をしっかりとキープした。次節、インテルは4日にアウェイでアタランタと、ローマは同5日にホームでレッチェと対戦する。

【スコア】
インテル 1−0 ローマ

【得点者】
1−0 81分 マルクス・テュラム(インテル)

サッカーキング

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