CL最下位でELにも回れず…失意のシメオネ監督「現実を直視しなければならない」

2022年11月2日(水)10時20分 サッカーキング

アトレティコ・マドリードを率いるシメオネ監督 [写真]=Getty Images

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 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、ポルト戦を振り返った。11月1日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第6節が現地時間11月1日に行われ、アトレティコ・マドリードは敵地でポルトと対戦した。試合は開始24分までにポルトが2点を先行する展開に。アトレティコ・マドリードは後半にかけて攻勢を強め、幾度となくポルトゴールに迫るも、なかなか得点を奪うことができない。90+5分にようやくオウンゴールで1点を返すも反撃はそこまで。1−2での敗北を喫した。

 前節終了時点ですでにグループステージ敗退が決まっていたアトレティコ・マドリード。この試合の敗戦により、各組3位チームに与えられるヨーロッパリーグ(EL)出場権も逃すこととなった。シメオネ監督はポルト戦について「ピッチ上での出来事を見れば分かることだが、彼ら(ポルト)は優れていた。バックラインもポジショニングも良く、早い時間帯で2点を奪った。とても力強かったよ」とコメントしつつ、ヨーロッパのコンペティションからの敗退に悔しさを滲ませた。

「彼ら(グループBの他チーム)が我々よりも優れていた。このグループで最下位になるのは当然だ。今年、そして昨年のヨーロッパでの現実を直視し、改善していかなければならない。ほんの僅かしか得点できておらず、ほとんど全てのチームが我々よりも優れている。ヨーロッパでの我々の現実は今日のようなものだ。『どん底』という表現は好きではないが、もっと悪くなる可能性もあるし、状態が上向くように努めなければならない」

 ラ・リーガでは3位に付けているものの、下位チーム相手に勝ち点を取りこぼすなど不安定な戦いが続いている。シメオネ監督は「今、我々にはラ・リーガとカップ戦という現実が迫ってきている」と前置きしつつ、チームの改善に向けた意気込みを次のように示した。

「このような状況から抜け出す唯一の方法は、クラブ、ファン・サポーター、そして我々チーム、全てを巻き込み団結することだ。それこそが残されたものに立ち向かうための方法なんだ。今あるものを使って前進していくしかない。このチームにはこういった状況を克服できるメンバーが揃っている。間違いなく状況を改善できるだろう」 

サッカーキング

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