ミランが9シーズンぶりにCLベスト16入り! ホームで4得点、ザルツブルクを撃破

2022年11月3日(木)6時52分 サッカーキング

ミランがホームでベスト16入りを決める [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第6節が2日に行われ、ミラン(イタリア)とザルツブルク(オーストリア)が対戦した。

 今季のCLで、ミランは開幕戦のザルツブルク戦を1−1のドローで終えると、続く第2節のディナモ・ザグレブ(クロアチア)戦では3−1で勝利した。しかし、続くチェルシー(イングランド)との2連戦で痛い連敗。前節は敵地でディナモ・ザグレブ相手に4−0と快勝し、2位に浮上して最終節を迎えた。一方、ザルツブルクは開幕2戦を引き分けで終えた後、ディナモ・ザグレブとの連戦でも1勝1分と悪くない成績に。前節ホームで行われたチェルシー戦で今季のCL初黒星を喫し、3位に転落している。グループEでは既にチェルシーが首位通過を決めているため、この試合で残る1枠が決定。ミランは引き分け以上で9シーズンぶり、ザルツブルクは勝利すれば2シーズン連続で決勝トーナメント行きの切符を掴むことができる。

 ラウンド16への進出権がかかった“大一番”に向けて、ミランを率いるステファノ・ピオリ監督はテオ・エルナンデス、ラファエル・レオン、オリヴィエ・ジルーらの主力をスタートから送り出した。一方、ザルツブルクのスターティングメンバーにはストラヒニャ・パヴロヴィッチ、チュクブイケ・アダム、ノア・オカフォールらが並んだ。

 試合は開始早々からホームチームが相手ゴールに迫る。3分、アンテ・レビッチが前線でボールを収めて左を使うと、駆け上がってきたT・エルナンデスが左足でフィニッシュ。シュートはポストに嫌われる。14分には再びT・エルナンデスの攻撃参加から、左コーナーキックを獲得する。サンドロ・トナーリの放った鋭いボールからジルーがヘディングシュートを叩き込み、ミランが先手を取った。

 26分には左サイドからボールを運んだT・エルナンデスがそのままフィニッシュまで持ち込むと、GKに弾かれたところをジルーが押し込む。ミランの追加点と思われたが、これはジルーのオフサイドが確認されて得点は認められず。対するザルツブルクはボールを奪ってからのスピーディな攻撃でいくつかチャンスを作り出したものの、ゴールには至らず。前半はこのままミランの1点リードで終了した。

 後半に入ると早々にスコアが動く。46分、右サイド開いた位置でパスを受けたレビッチがフリーでクロスボールを送ると、ボックス内で競り勝ったジルーが折り返し。最後はラデ・クルニッチがネットを揺らし、ミランが大きな追加点を挙げている。

 57分にはミランが勝負を決定付ける。自陣でのビルドアップでボールを繋ぐと、イスマイル・ベナセルが左サイドへロングボールを展開。T・エルナンデスがレオンに預けると、カットインからボックス右の深い位置まで侵入する。中央への折り返しに対してDFの対応が中途半端になると、ルーズボールをジルーが叩き込んだ。

 後半アディショナルタイムには、ジルーのパスから右サイドを抜け出したジュニオール・メシアスが、ボックス内で左足を振り抜いてダメ押しゴールを記録。試合はこのままタイムアップを迎え、ホームで快勝を飾ったミランが、2013−14シーズン以来となる決勝トーナメント進出を決めた。一方、裏の対戦カードでディナモ・ザグレブがチェルシーに敗れたため、ザルツブルクは3位でヨーロッパリーグ(EL)に回ることとなった。

 今後のCLでは、11月7日の12:00(日本時間20:00)に決勝トーナメント・ラウンド16の組み合わせ抽選会が行われる。なお、ラウンド16・ファーストレグは2023年の2月14日、15日、21日、22日に開催される予定だ。

【スコア】
ミラン 4−0 ザルツブルク

【得点者】
1−0 14分 オリヴィエ・ジルー(ミラン)
2−0 46分 ラデ・クルニッチ(ミラン)
3−0 57分 オリヴィエ・ジルー(ミラン)
4−0 90+1分 ジュニオール・メシアス(ミラン)

サッカーキング

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