マンUの敗因は司令塔の不調にあり? 宿敵の「10番」とも比較

2017年11月8日(水)17時33分 サッカーキング

『ESPN』はマンUの敗因をムヒタリアンの存在感にあるとした [写真]=Getty Images

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 5日に行われたプレミアリーグ第11節でチェルシーと対戦したマンチェスター・Uは、0−1で敗戦を喫した。その要因をアメリカ紙『ESPN』が7日付で報じている。

 世界的に注目を集めたこの一戦では、ホームのチェルシーが序盤から主導権を握り、55分にスペイン代表FWアルバロ・モラタが決勝点を決め、大一番をものにした。

 この敗戦により、首位マンチェスター・Cとの勝ち点差を「8」に広げられてしまったマンチェスター・U。イギリスメディア『スカイスポーツ』で解説を務める元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は「(ベルギー代表MFエデン・)アザールはこの日、世界最高の選手の一人だった。一方でマンチェスター・Uは10人の選手でプレーしていたように見えたね。それほど(ヘンリク・)ムヒタリアンの存在感は希薄だった」と敗因を分析した。

 『ESPN』によると、この試合の両選手の統計は、アザールが「86分の出場時間で72回のボールタッチ数、4回のドリブル、3回のシュート、1回の決定的パス」を記録したのに対し、ムヒタリアンは「62分間で28のボールタッチ数、ドリブルは1回、シュート、決定的パスは0」であったという。

 ここで同紙が特に注目したのは、ムヒタリアンの“ボールタッチ数の少なさ”だ。

 今シーズン、主にトップ下の位置でプレーする同選手は、プレミアリーグでここまで「795分の出場時間で614回」のボールタッチを記録。だが、この数字はライバルチームの同じポジションを主戦場とする選手と比較しても少ないものだという。

 現在、プレミアリーグでマンチェスター・Uより唯一上位に位置するマンチェスター・C。チームの主軸を担うベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネが「971分の出場時間で1049回」、スペイン代表MFダビド・シルバが「1007分の出場時間で1065回」だという。両選手共に1分間あたりのタッチ数でムヒタリアンに大きな差をつけている。

 同紙はこれを受け「チームがムヒタリアンにボールを供給していないともとれるが、トップ下というポジションなだけに、無視できないものだろう」と、指摘した。

サッカーキング

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