フランクフルトの主将アブラーム、1月での現役引退を発表…母国の家族が理由

2020年11月12日(木)18時16分 サッカーキング

2018年にDFBポカールを掲げたアブラーム [写真]=Getty Images

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 MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトは12日、主将を務めるアルゼンチン人DFダビド・アブラームが来年1月中旬にクラブを退団し、同時に現役を引退すると発表した。

 現在34歳のアブラームは、2005年に母国インデペンディエンテでデビューを果たし、バーゼルやヘタフェ、ホッフェンハイムなどでもプレー。2015年夏、完全移籍でフランクフルトに加入した。フランクフルトではこれまで公式戦通算170試合に出場しており、2018年にはDFBポカールの優勝も経験した。

 今季もここまで公式戦7試合に出場するなど主力として活躍しているなか、シューズを脱ぐと決断したアブラーム。同選手はその理由について、4歳の息子アルフォンソ君ら故郷の家族と暮らすためだと明かした。

「新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、息子にはほとんど会っていないんだ。子供の成長を見守る時間に取って代わるモノなんて存在しない。だから、アルゼンチンに戻りたい」

 アブラームは長い間、母国に戻ることを検討していたようだが、結局は今季途中まで残留することになった。新型コロナウイルスの流行だけでなく、自身がチームに残ることで、クラブが自身の後釜を確保する機会を与えようとしたことも理由のようだ。そんなアブラームは、「もちろん、(アディ・ヒュッター)監督や他の選手たちは、僕にもっと長く残るよう説得しようとしてくれた。でも、僕は家族との時間を本当に楽しみにしているんだ」と、チームへの感謝も口にした。

 アブラームのラストマッチは、2021年1月15日〜17日の週に予定されているブンデスリーガ第16節、ホームでのシャルケ戦となる予定だ。

サッカーキング

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