マカオF3ワールドカップ:予選1回目は欧州王者のノリスが最速。関口6番手

2017年11月16日(木)17時17分 AUTOSPORT web

 第64回マカオグランプリは11月16日、ギア・サーキットでFIA F3ワールドカップの予選1回目が行われ、FIAヨーロピアンF3チャンピオンのランド・ノリスが2分11秒570というタイムを記録し、トップで初日を終えた。日本勢では関口雄飛(B-Max Racing Team)が6番手につけた。


 午前のフリープラクティス1を終え、FIA GTワールドカップ、さらにマカオツーリングカーカップやWTCCのプラクティスを経て、14時15分にスタートしたF3ワールドカップの予選1回目。ただ、走行開始直後に、FP1でもクラッシュしてしまったDRAGON(B-Max Racing Team)がサンフランシスコ・ベンドでクラッシュを喫し、赤旗となった。


 セッションは14時26分に再開されるが、この時点で午前中のFP1よりも速いタイムを記録していたのは関口。ただ、再開後今度はアレックス・パロウ(スリーボンド・レーシング・ウィズ・ドラゴコルセ)がマタニティ・ベンドで右リヤをヒット。全日本勢が相次いでアクシデントに見舞われてしまった。


 2回目の赤旗時、トップに立っていたのはマキシミリアン・ギュンター(SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ)。フェルディナンド・ハプスブルク(カーリン)が続き、ダニエル・ティクトゥム(モトパーク)が3番手に。この3人が2分14秒台に入れており、ここがターゲットとなっていった。


 再開後、上位陣は2分13秒台に入れていくが、まず13秒台に上げたのは、今季のFIAヨーロピアンF3王者でマクラーレンと契約したばかりのランド・ノリス(カーリン)、そしてさらにそれを上回ってきたのは関口だ。ただ、直後にはティクトゥム、ギュンター、ジョエル・エリクソン(モトパーク)、ペドロ・ピケ(ファン・アメルスフールト)も13秒台へ突入した。


 さらにタイムも上がろうかという14時55分、クラッシュが発生し三度目の赤旗となった。午前のフリープラクティス1で最速だったセルジオ・セッテ・カマラ(モトパーク)がRベンドでクラッシュ。スポンジバリアが飛散したこともあり、いったんガムテープで補修したバリアを交換したりと50分間という長い中断となった。


 15時45分に再開された残り11分29秒のセッションでは、モトパークのエリクソン、ティクトゥムはピットでステイ。また、カラム・アイロット(SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ)はやや遅れてからコースインした。


 各車が再度アタックを展開していくなか、残り4分34秒というところで一気にタイムを上げてきたのは、ヨーロピアンF3王座の実力をみせたランド・ノリスだ。2分12秒125と、他車を大きく上回るタイムをマーク。さらに翌周には2分11秒570と、大幅にタイムを上げた。直後、ユアン・ダルバラ(カーリン)がストップしたため四度目の赤旗となり、そのままセッションは終了となった。


 最終的に予選1回目のトップはノリスで、2番手につけたのはピケ。3番手にギュンター。ティクトゥム、エリクソンと続き、6番手に日本勢最上位の関口という結果となった。日本勢では山下健太(B-Max Racing Team)が11番手。牧野任祐(モトパーク)が14番手、坪井翔(Team TOM’S)が17番手、佐藤万璃音(モトパーク)が18番手。宮田莉朋(Team TOM’S)は終盤ピットインし、20番手で予選1回目を終えた。


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