仙台、33歳DF蜂須賀孝治との契約満了を発表「12年間本当にありがとうございました!」

2023年11月16日(木)12時53分 サッカーキング

契約満了となった蜂須賀孝治 [写真]=J.LEAGUE

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 ベガルタ仙台は16日、契約満了となったDF蜂須賀孝治と2024シーズンの契約を更新しないことを発表した。

 1990年7月20日生まれで現在33歳の蜂須賀は、2012年に仙台の特別指定選手に登録されると、仙台大学卒業後の2013年に仙台へ加入し、仙台一筋でここまでプレー。今シーズンは明治安田生命J2リーグで20試合、天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会で1試合に出場した。

 キャリア通算ではJ1リーグで197試合出場7得点、J2リーグで34試合出場、カップ戦で33試合出場3得点、天皇杯で13試合出場を記録。2013年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で4試合出場も果たしていた。

 契約満了に伴い、退団が決定した蜂須賀は仙台のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「このたびベガルタ仙台を退団することになりました。特別指定も含めるとクラブ在籍は12年間、大学時代を合わせると宮城での生活は15年間。ここには書き示せないほど、人との出会いに恵まれて、ベガルタ仙台の選手としてプレーさせていただき、全ての方に本当に感謝しています」

「梁さんをはじめ、キン(菅井直樹)さん、(富田)晋伍さんたちの背中を見て成長させていただいた僕の中で、入団時から『仙台のために自分の全てを捧げる』という思いが自然と芽生えていました。そして僕の背中を見てくれた後輩たちが、『ベガルタ仙台のために』とプレーしてくれることが一番の願いでした。もちろん先輩方には到底およびませんが、私なりに全力で取り組んできたことに後悔はありません」

「ここ数年は、チームとしても個人としても苦しい時間の方が長く、そんな中でも応援を続けてくれるサポーターやスポンサー、支え続けてくれる方に結果で必ず恩返しをしようという思いだけが自分の支えになっていました。苦しい時期にチームの力になりきれなかったこと、チームの幹になりきれなかったことを本当に申し訳なく思っています。仙台で選手を全うしたら、その先も裏方としてクラブを支えていきたいと、頭の中で勝手に想像していました」

「しかし、まだ心には火が灯っていて、今までお世話になったドクターやトレーナーのおかげで、合計5回の手術をした体もまだまだ元気に動けるので、ご縁があれば、他のクラブで現役を続けていきたいです。この契約満了は、まだまだ自分が成長するためにベガルタ仙台がくれたプレゼントだと思い、もう一度純粋なサッカーへの情熱の中で自分自身と向き合っていきたいと思います」

「愛するクラブとサポーター、そしてすばらしいチームメート、お世話になったたくさんの方々と共に、この場所で12年間もサッカーができたことは全てを振り返っても本当に幸せな時間でした」

「最後になりますが、お腹にいる時から迫力ある応援を聞き、産まれてからずっと熱いサポーターを目の前に応援してくれていた息子も、今では立派なベガサポです。こんなにもサッカーを好きになってくれたのは、間違いなくベガルタサポーターのすばらしい応援のおかげです」

「これからも、そのすばらしい応援で、選手だけでなく未来のサポーターや未来のベガルタ戦士の心に、どうか情熱を与え続けて欲しいと思います。その先には、必ずこのクラブの輝かしい未来が待っているはずです。そんな日が来ることを僕も楽しみにしながら、この先のベガルタ仙台の発展を心から願っています。12年間、本当にありがとうございました!ファン感で多くのサポーターのみなさんとお会いできることを楽しみにしています!」

サッカーキング

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