“先輩”たちの「ゴール前でのアイデア」に脱帽…U22日本代表MF藤田譲瑠チマ「自分たちには足りない」

　18日にU−22アルゼンチン代表との対戦を控えるU−22日本代表のMF藤田譲瑠チマ（シント・トロイデン／ベルギー）がメディア対応を行なった。

　来夏のパリ・オリンピックの出場権がかかる『AFC U23アジアカップカタール2024』に向けたチーム作りを進めるU−22日本代表。11月の代表シリーズでは、年明けにパリ・オリンピックの南米予選が控えており、ほぼベストメンバーを揃えたU−22アルゼンチン代表と対戦する。

　チーム強化の一環として先月に行われたアメリカ遠征では1勝1敗と課題も露見したわけだが、今回のアルゼンチン戦で取り組むことについて、藤田は「受け身に入らず、自分たちが掲げるアグレッシブなサッカーをしたいです。｛前回の）アメリカ戦では4失点してしまったので、そこは修正していきたいところ。ただ、チャンスがあったのも確かなので、それをうまく決め切ることが今後の厳しい試合で必要になっていくことだと思います。その部分も、チームとして意識していくつもりです」と明かした。

　また藤田は、“先輩”たちから学ぶことがあったようだ。16日に行われたFIFAワールドカップ26アジア2次予選で、圧倒的な力を見せたフル代表に触発された同選手は「日本もアジアだと強豪というか、対戦相手は守備に回るサッカーになります。そのなかでも、クオリティの部分が高かった。ゴール前でのアイデアはまだまだ自分たちには足りないもので、明日の試合ではそういうところにも注力していきたいです」と意欲を示した。

　最後に、ボール保持のスタイルにおける自身の役割についても口にした藤田は「自分自身がバランスを取ることができれば、守備時は相手が使いたいスペースを消すことができます。攻撃時には自分が空いるスペースでボールを受け、展開できる時間を作ることができます。そういうところは自分がやるべきところ」と語っている。

　U−22日本代表とU−22アルゼンチン代表の一戦は、18日の14時キックオフ予定。テレビ朝日系列にて全国生中継・ABEMAにて生配信される。なお、21日に行われるトレーニングマッチは、完全非公開となる。