バルセロナの“希望”はフェルミン・ロペス…大黒柱のガビ重傷も代役獲得には動かない方針か

2023年11月21日(火)18時11分 サッカーキング

バルセロナから“希望”を託されたMFフェルミン・ロペス [写真]=Getty Images

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 大黒柱のMFガビがケガによりシーズンアウトとなったバルセロナだが、今冬の移籍市場で代替選手の獲得には動かない方針のようだ。20日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 スペイン代表として出場した19日のジョージア戦で、右ひざ前十字じん帯断裂および外側半月板損傷の重傷を負ったガビ。数日以内に手術実施する予定で、全治は明かされていないものの、少なくとも8カ月以上の戦線離脱が見込まれている。そのため、今シーズンはおろか、来夏に控えるEURO2024とパリ・オリンピックも絶望的な状況だ。

 ここまで公式戦15試合に出場し1得点2アシストを記録するなど、19歳ながらチームを牽引するガビを失ったバルセロナ。しかし『マルカ』によると、2つの理由から今冬の移籍市場で代替選手の獲得には動かない方針とのこと。1つ目は金銭的な問題。ラ・リーガの規定には、所属選手が長期離脱(4カ月以上)を強いられた場合は条件付きではあるものの、代わりの選手をサラリーキャップに関係なく獲得可能というものがある。今回のケースもそれに該当するのだが、かねてより財政難に喘ぐバルセロナは、急遽使用できることになった費用を別ポジションの補強に充てたいと考えている模様。同クラブにとっては、来夏の加入が内定しているFWヴィトール・ロッキの加入を今冬に前倒しすることが最優先事項と報じている。

 また、2つ目はMFフェルミン・ロペスの台頭だ。ラ・マシア出身の20歳は今年8月にラ・リーガデビューを果たすと、ここまでリーグ戦8試合に出場し1得点を記録している。飛躍的な成長を見せる同選手に対して、クラブ上層部は大きな期待を寄せており、ガビの代役も務まるという見方。加えて、MFフレンキー・デ・ヨング、MFイルカイ・ギュンドアン、MFペドリの3選手はクオリティが高いかつ、複数ポジションをこなせる。今夏に加入したオリオール・ロメウも戦力として計算できることを含め、中盤においては多くの選択肢を有しているのだ。

 ガビの負傷離脱という大きな痛手を受け、フェルミン・ロペスに“希望”を託したバルセロナは、残りのシーズンを乗り切ることができるのだろうか。

サッカーキング

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