「クボは代表でも絶好調だ」W杯予選連勝の森保ジャパン　トップ下で躍動の久保建英をスペインメディアが絶賛！

シリア戦に先発した久保が攻撃を牽引した(C)Getty Images

　アウェーでの戦いでもこの男がチームを引っ張った。

　11月21日、ワールドカップ（W杯）アジア2次予選で日本代表はシリア代表と対戦。サウジアラビア国内で行われた今予選最初のアウェーゲームで日本は5−0で勝利し、初戦のミャンマー戦に続きゴールラッシュで連勝を飾った。

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　この日の日本の攻撃の中心となったのは、トップ下で先発した久保建英だった。試合序盤から、久保のパスやドリブルでシリアディフェンスを崩しにかかる。前半6分には敵陣右サイドの位置からゴール前の上田綺世に鮮やかなスルーパスを通し、その後もセットプレーでも決定機を演出した。

　そして前半32分、右サイドで伊東純也からのパスを受けた久保が自ら左足を振り抜き、ニアサイドのネットを揺らし先制。この久保のW杯予選初得点で日本が勢いに乗ると、さらに上田が前半で2得点を挙げ、後半2分にはフリーキックの好機で、菅原由勢が久保とのコンビネーションから代表初ゴールを奪っている。

　試合終了間際にも、途中出場となった細谷真大が代表初得点をマークするなど、選手層の厚さをみせた日本が5得点で快勝。久保は後半31分までプレーし、今予選初出場で見事にチームに活力を与え続け、代表チーム公式戦8連勝に導いた。

　1得点1アシストを記録したこの日の久保のパフォーマンスは、スペインメディアも高く評価している。日頃よりラ・リーガでの日本人MFのプレーをよく知る、『MUNDODEPORTIVO』ではこのシリア戦について「タケフサ・クボは日本代表でも絶好調だ。レアルのアタッカーは、サウジアラビアの都市ジッダで行われたシリア戦（5-0）でW杯予選自身初となるゴールを決め、アシストも決めた」と絶賛した。

　さらに、ゴールシーンにも、「コーナー付近のボックス手前でイトウからボールを受けたクボは落ち着きを取り戻し、体勢を整える時間があった。GKが反応したときには、ボールはすでにネットの中だった」と振り返った。

　同じく、スペインメディア『as』も日本代表の背番号20に賛辞を贈っている。「前回のゲームでの休養を経たクボは、快進撃を続ける日本チームに力強く復帰した」と評しており、その上で「タケフサ・クボという偉大なリーダーを得たチームは8連勝を達成した」と綴っている。

　攻撃陣の核となり、高いパフォーマンスを発揮した久保。豊富なタレントを誇る現在の日本代表の中でも、急速に頼もしさを増し続けている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]