メルセデスAMG、デザイン刷新の『GLE 63 S 4MATIC+』導入。透過ボンネットを標準装備

2023年11月23日(木)8時0分 AUTOSPORT web

 サルーンの中核をなす『Eクラス』ファミリーのSUVとして、2019年には2代目へとバトンタッチしたメルセデス・ベンツ『GLE』のうち、AMGが手掛ける最高峰モデル『メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+』と、そのクーペモデルが内外装デザインの刷新を受けて登場。最新のAR(拡張現実)ナビゲーションやクルマのフロント部分下方の路面映像を仮想的に映し出すトランスペアレントボンネットを標準装備し、11月20日より発売開始となっている。


 先月にも先行してフェイスリフトを実施し、機能装備を充実させた『GLE/GLEクーペ』に続き、その頂点に君臨するAMGモデルもデザインの更新を受け、エクステリアではよりシャープでメルセデスSUVの統一感ある新デザインの前後ライトグラフィックを筆頭に、こちらも新デザインのボンネットエンブレムを装着するなど、より精悍な印象が与えられた。


 一方のインテリアでも、リムに静電容量式センサーを備えた最新世代のステアリングホイールを採用し、ブルメスターのサラウンドサウンドシステムを全モデルで標準装備。オンラインミュージックによるドルビーアトモスを体験することも可能となった。


 心臓部には引き続き、2基のターボチャージャーをV型シリンダーバンクの内側に配置し、エンジンの小型化と吸排気経路の最適化に貢献する“ホットインサイドV”レイアウト採用のM177を搭載。このAMG謹製4リッターV型8気筒直噴ツインターボは、最高出力612PS、最大トルク850Nmを発揮する。


 そのパワーを4輪に最適配分する駆動制御も、走行状況に応じて前後100:0から0:100の範囲で前後の可変トルク配分を行うAMG 4MATIC+を搭載し、マルチチャンバーを備えたAMGライド・コントロール+エアサスペンションを標準装備に。また、前後アクスルそれぞれに配されたアクチュエーターが独立して動き、車体の安定化と最適なトラクションを実現するAMGアクティブライド・コントロールなども組み合わせ、より快適でダイナミックなドライビングを可能とする。

よりシャープでメルセデスSUVの統一感ある新デザインの前後ライトグラフィックを筆頭に、こちらも新デザインのボンネットエンブレムを装着するなど、より精悍な印象が与えられた
心臓部には引き続き、2基のターボチャージャーをV型シリンダーバンクの内側に配置し、エンジンの小型化と吸排気経路の最適化に貢献する“ホットインサイドV”レイアウト採用のM177を搭載


■オフロードモード追加によりフロント下方の路面が確認可能に


 これらエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるダイナミック・セレクトには、DSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)などと協調して雪道や悪路での走破性を高めるオフロードモードも追加され、このモードでは360度カメラシステムを使用する“トランスペアレントボンネット”機能が使用でき、メディアディスプレイにクルマのフロント下方の路面映像(フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能が標準装備される。


 これにより進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害を車外に出ることなく確認することができ、さらに新開発のオフロードスクリーンではコックピットディスプレイに車両の傾き、路面の勾配、標高、経度緯度、コンパスのほか車速、エンジン回転数が表示され、メディアディスプレイには周辺地形における現在の姿勢やフロントホイールの操舵角などが表示されるなど、あらゆる悪路や急な下り坂での安定した走行をサポートする。


 そのほか、自然対話型インフォテインメントシステムのMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)や最新の安全運転支援システムも網羅され、右ハンドル仕様の『メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+』は2418万円、そして左ハンドル仕様となる『メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+クーペ』は2454万円(いずれも税込)となっている。詳細についてはメルセデス・ベンツ日本の公式サイト(http://www.mercedes-benz.co.jp)まで。

リムに静電容量式センサーを備えた最新世代のステアリングホイールを採用し、ブルメスターのサラウンドサウンドシステムを全モデルで標準装備
車体の安定化と最適なトラクションを実現するAMGアクティブ・ライド・コントロールなども組み合わせ、より快適でダイナミックなドライビングを可能とする

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