サードから究極のコンプリートカー『SARD SUPRA』登場。ダイナミックボディで国内20台限定販売

2020年11月24日(火)16時32分 AUTOSPORT web

 サードは11月24日、究極のラグジュアリースポーツ・コンプリートカー『SARD SUPRA(サード・スープラ)』をお披露目するとともに先行予約受付を開始し、日本国内20台限定で販売を行うと発表した。


 1973年に日本メーカーとして初めて自社製シャーシを用いてル・マン24時間耐久レースに挑んだサード。その後も数多くの自動車レースに挑戦し、現在では国内トップカテゴリーであるスーパーGT GT500クラスにTGR TEAM SARDとして参戦している。


 そんなサードからトヨタGRスープラをベースとしたコンプリートカー、サード・スープラが登場した。このサード・スープラは、数多くのレースに参戦しているサードが、独自のノウハウを注ぎ開発したダイナミックなエアロボディに、ハイパワーユニットを収めた“究極のコンプリートカー”だという。


 外観はサードのブランドイメージである『Simple・Sensual・Racey』をコンセプトに、空力性能を軸にデザインが行われた。オーバーフェンダーはフロントマスクにあわせて80mmワイドに造形され、リヤには空力性能が追求されたウイングを組み合わせる。ボンネットやフェンダー、リヤバンパーにはダクトを配置することで空力性能がさらに向上するほか、ボンネットダクトにおいてはクーリングにも対応している。


 このボディデザインを担当したのは、トヨタ86のチーフデザイナーを努めた古川高保氏だ。古川氏はデザインについて、「過度にデコレートされたものでなく、上品であり且つスポーツイメージのサード・アイデンティティを狙いました。低重心でワイドに構えたプロポーションを実現するため、ボンネットフード中央部から造形されたオーバーフェンダー、ドアサイドから流れ艶やかに張り出したリヤフェンダーなど、ボディフォルムと一体化されたデザインとして制作しました」とコメント。


 そしてダイナミックなボディに搭載されるパワーユニットは、安定感と力強さを両立するハイパフォーマンスなものにチューンされた。エンジンはボルグワーナー製タービンにビレットコンプレッサーホイールが組み合わされ、実に500馬力を発揮するという。


 そのほか、中間パイプからテールエンドまでフルチタン化されたマフラーのほか、ブレーキにはALCON社製の6POTキャリパーなどが採用されたサード・スープラ。気になるお値段は車両本体価格1250万円(税別)となっており、日本国内20台限定での発売となる。車両やコンプリートパーツなどの詳細、先行予約受付などについてはサードの特設ウェブサイト(https://www.sard.co.jp/.supra_complete/)をチェックしてほしい。

サード・スープラのリヤビュー
サード・スープラ/フロントマスク
サード・スープラ/ドアサイドからリヤフェンダー
サード・スープラ/リヤバンパーとチタンマフラー
サード・スープラ/リヤウイング

AUTOSPORT web

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