B1リーグ・三河、広島に悔しい連敗を喫す

2022年11月28日(月)16時40分 ココカラネクスト

 11月26日(土)、11月27日(日)、シーホース三河は、相手ホームのエフピコアリーナふくやまで広島ドラゴンフライズと戦った。

26日に行われたGame1、立ち上がりから苦しい展開を強いられた。第1Qは相手にテンポよく得点を重ねられ、開始3分半でいきなり0—15と劣勢に。広島はメイヨがキーマンとなり、立て続けに3Pシュートを決められてしまう。9−29の20点差をつけられ第1Qは終了。

 巻返したい第2Qは互角の戦いを繰り広げるも、序盤の失点が響き差は縮まらず、27−48で終了。迎えた第3Qはローレンス、シェーファーが3Pシュートを決めるなど必死に食らいつくも49−66で終了。最終第4Qは長野の献身的なプレー、ガードナーが奮起するも、前半の大量失点が響き、72−85と敗れた。

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 迎えた27日のGame2、三河は前日の反省から立ち上がりの第1Qから気迫のこもったプレーで広島と一進一退の攻防を見せる。15−17と2点差をつけられ、第2Qへ。両者、競り合いが続く中、残り4分半の場面で前日もキーマンとなった広島・メイヨにタフショットを沈められて、7点のビハインドを背負う。

 迎えた第3Qは序盤から打ち合いの様相。西田、ローレンスが3Pシュートを決めるなど必死の猛攻も広島も逆転を許さない。52−60と8点差で第4Qへ突入する。迎えた最終Q、開始早々、リードを広げられるもローレンス、長野の3Pシュートなどで一時は5点差と盛り返す。しかし広島も辻が3Pシュート、エバンスのファストブレイクと一歩も譲らず。結局最後は74−87でこのカード連敗となった。

 欲しいところでしっかり加点できた広島と攻守でほころびが目立った三河の差が出たゲーム内容となった。三河は前カードから連敗が続き、苦しい戦いが続いている。

—試合結果—
2022年11月26日(土)
広島 〇 85 – 72 ● 三河
(三河通算成績 4勝8敗)

1Q 広島 29–9 三河

20点ビハインドと大きく出遅れる

スターティング5は、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#22シモンズ、#32シェーファー。

広島#24メイヨの3Pシュートで先制されると、#13エバンスを中心にテンポ良く得点を重ねられる。#32シェーファー、#19西田が積極的にリングに向かうもシュートを決め切ることができない。タイムアウトや選手交代で流れを変えようとするが、開始3分半で0-15と大きく出遅れてしまう。

開始4分、#54ガードナーのユーロステップでようやく初得点を挙げ、#7長野もドライブで続くが、広島#24メイヨに立て続けに3Pシュートを決められてリードを広げられる。

以降も反撃の糸口を掴めないまま、広島#24メイヨ、#8ブラックシアー・ジュニアの3Pシュートで29-4と25点のビハインドを背負う。#3柏木の3Pシュートで踏みとどまり、#9ローレンス Ⅱ、#54ガードナーのフリースローで喰らいつくも、29-9の20点ビハインドで最初の10分を終える。

2Q 広島 48–27 三河(広島 19–18 三河)

攻守にリズムを取り戻して互角に渡り合うも、21点差で後半へ

スタートは、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#13ジャワト、#21橋本、#54ガードナー。

#54ガードナー、#18角野の連続3Pシュートで先手を取り、#9ローレンス Ⅱのドライブ、ゴール下の連続得点で29-19と10点差まで追い上げる。

しかし広島#0寺嶋、#3辻の3Pシュートで流れを引き戻されると、#0寺嶋のファストブレイクで再び点差を20点に広げられてオフィシャルタイムアウトを迎える。

#3柏木、#19西田の3Pシュートで追走するが、その度に返上されて点差を詰めることができず、終了間際に#19西田のゴール下で48-27としてハーフタイムに突入した。

3Q 広島 66–49 三河(広島 18–22 三河)

チームオフェンスで流れを掴み、一時は12点まで詰め寄る

スタートは、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#22シモンズ、#32シェーファー。

広島#0寺嶋の3Pシュートで先行されるが、#19西田のキックアウトから#9ローレンス Ⅱがオープン3Pシュートを沈め、#9ローレンス Ⅱのドライブから#32シェーファーが3Pシュートでフィニッシュ。#19西田との2メンゲームで#22シモンズがダンクとチームオフェンスで広島のタイトなディフェンスを崩して得点を重ねていく。

さらに#4細谷のスティールから#19西田がファストブレイクで加点すると、速い展開から#19西田、#9ローレンス Ⅱが立て続けに得点して流れを呼び込む。残り1分に#9ローレンス Ⅱの3Pシュートで12点差まで追い上げるが、広島も#8ブラックシアー・ジュニアの3Pシュートなどで譲らず、17点ビハインドで最終Qへ。

4Q 広島 85–72 三河(広島 19–23 三河)

長野、ガードナーが奮起するが、前半のビハインドを覆せず

スタートは、#7長野、#13ジャワト、#18角野、#21橋本、#54ガードナー。

#18角野がドライブで切り込みフリースローで先制するが、広島#8ブラックシアー・ジュニアの3Pシュートで再び20点のビハインドを背負う。

それでも#7長野が攻守にエナジー溢れるプレーで引っ張り、フローターと3Pシュートで連続得点。オフェンスリバウンドに飛び込んでバスケットカウントを獲得して75-61に追い上げる。

オフィシャルタイムアウト明けは#54ガードナーがボーナススロー、3Pシュートなど連続で11得点を挙げて最後まで反撃の姿勢を貫いたが、前半の大量ビハインドが重くのしかかり、85–72で敗戦した。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

今日は出だしが全てだと思います。

広島さんの勢いをディフェンスで止めれなかったことが敗因です。

2Q以降はディフェンスを修正したことで対等以上の展開になったと思うのですけれど、これだけ点差が離れるとなかなか厳しいです。

強いチーム相手にはエネルギーを消耗した状態で全てを遂行しなければならないので、力の差があれば間に合うのでしょうけれど、やはり20点差はきつかったと思います。

広島さんの出だしの勢いは素晴らしかったのでそれは素直に認めて、明日はやられないようにそしてさらに良いスタートができるように頑張ります。

2022年11月27日(日)
広島 〇 87 – 74 ● 三河
(三河通算成績 4勝9敗)

1Q 広島 17–15 三河

入りの悪さを改善し、互角の攻防を展開

スターティング5は、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。

Game1の課題を修正し、出だしからディフェンスとリバウンドでハードワークを徹底してタフな守り合いに。広島#8ブラックシアー・ジュニアの連続得点で先行されるが、#54ガードナーの連続得点、#32シェーファーの3Pシュートで6-7と逆転する。

広島にファストブレイクで4点差をつけられれば#54ガードナーが連続得点で並び、広島#13エバンスのドライブで得点されれば#7長野のパスに合わせた#32シェーファーが豪快なダンクで追いつく。終始、一進一退の互角の攻防を繰り広げ、17-15の2点差で1Qを終える。

2Q 広島 35–27 三河(広島 18–12 三河)

粘り強いディフェンスで食らいつき、8点差で後半へ

スタートは、#7長野、#9ローレンス Ⅱ、#18角野、#22シモンズ、#32シェーファー。

広島#8ブラックシアー・ジュニアの連続得点でリードを6点に広げられるが、#22シモンズのフリースロー、#18角野の3Pシュートで23-20に追い上げる。

その後も広島が2ポゼッションのリードを奪えば、三河が1ポゼッション差に押し戻すせめぎ合いが続くが、残り4分半に広島#24メイヨにタフショットを沈められて7点のビハインドを背負う。

前半は広島の3Pシュートをわずか1本(確率7.1%)に抑える我慢のディフェンスを継続し、35–27の接戦で折り返す。

3Q 広島 60–52 三河(広島 25–25 三河)

ピックアンドロールを軸に、激しい点の取り合いに突入

スタートは、#7長野、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#22シモンズ、#32シェーファー。

ロースコアな前半とは変わり、序盤から打ち合いの様相となる。#54ガードナーと#19西田のピックアンドロールを起点にオフェンスを組み立て、#19西田が3Pシュート、#54ガードナーがゴール下で追撃を開始。

#9ローレンス Ⅱの3Pシュート、#32シェーファーの合わせで点差を詰め、開始5分に#9ローレンス Ⅱ のドライブで44-42と2点差に迫るが、広島は#3辻の得点で踏みとどまって逆転を許さない。

#7長野、#19西田のドライブで2点のビハインドで追随するが、広島に連続で3Pシュートを沈められる。終了間際に広島#0寺嶋の得点で8点差に戻されて最終Qを迎えた。

4Q 広島 87–74 三河(広島 27–22 三河)

長野 11得点でチームに流れをもたらすが、悔しい5連敗

スタートは、#3柏木、#7長野、#13ジャワト、#32シェーファー、#54ガードナー。

開始早々、広島#24メイヨ、#0寺嶋の得点でリードを12点に広げられる。

#7長野のカットイン、#19西田のドライブで追走し、リバウンドから#54ガードナー、#19西田が立て続けに走って加点。開始4分、#9ローレンス Ⅱの3Pシュートで4点差に追い上げるが、広島は#23佐土原の3Pシュートで流れを渡さない。

それでも#7長野が3Pシュート、果敢なアタックからバスケットカウントをもぎ取って73-68と盛り返すが、広島#3辻に3Pシュート、#13エバンスのファストブレイクで再びリードを二桁に拡大される。最後まで粘り強く勝利を目指すも追いつくことができず、悔しい連敗となった。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

昨日があまりにも緩い入り方をしてしまったので、今日は最初の入り方をしっかりしていこうと選手に伝えて、その部分はうまくいきました。

ただやはり最後の大事なところでミスが出たりとか、オフェンスでタフショットをしてしまったりとか、ミスから速攻をされてしまったりという場面が多いので残念だったなと思います。

広島さんは大事な局面できっちりと決めていた印象があるので、その部分が素晴らしかったなと思います。

まだまだ試合は続くのでしっかりと切り替えて行きたいと思います。

ココカラネクスト

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