巨人の新センターは浅野か、萩尾か、それとも? フレッシュな人材の争いに

2023年11月28日(火)5時30分 ココカラネクスト

新体制で生まれ変わる巨人。阿部監督の采配やいかに(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阿部慎之助新監督の下、巻き返しを図る巨人。野手陣の陣容について、すでに一塁・岡本和真、三塁・坂本勇人、遊撃・門脇誠を起用する方針を打ち出し、アダム・ウォーカーをソフトバンクに放出。「阿部色」が少しずつ見えてきている。

 その中で外野は左翼に秋広優人、右翼に丸佳浩を据えるのが基本線と考えられる。一方で中堅はどの選手が使われそうか見えてこないのが現状だ。

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 前提として、ルイス・ブリンソンの退団が一部報道で出たことがある。今季はチーム最多の73試合で中堅を守り、打率.248、11本塁打を記録。定期的に起こるボーンヘッドが玉に瑕だったが、身体能力の高さと爆発力で優位性を保っていた。シーズンの半数以上を守った選手が不在となると、一気にポジション争いは混沌とする。

 来季の巨人のセンターは誰のものになるか。まず名前が挙がりそうなのが、浅野翔吾だ。今季は高卒ドラフト1位ながら、夏場に一軍昇格。8月18日の広島戦で森翔平からプロ初アーチをマーク。24試合出場で打率.250、1本塁打と上々のデビューイヤーとなった。シーズン最終盤の2試合では1番・センターでスタメン出場を果たしており、来季以降の起用法もうかがえた。

 ドラ1の浅野だけでなく、2位の萩尾匡也も有力候補だ。ルーキーイヤーは一軍でこそ11試合出場、打率.063と振るわなかったものの、ファームでは規定打席に到達。打率.283、7本塁打、OPS.781と結果を残した。現在参戦中の台湾ウィンターリーグでもいきなり2打席連続三塁打を放つなど、今が伸び盛り。この勢いでレギュラー奪取も夢ではない。

 今年のドラフトで指名された選手にもレギュラー候補はいる。3位で指名された佐々木俊輔だ。帝京高、東洋大、日立製作所を経て巨人入りする24歳。浅野、萩尾とは異なり、右投げ左打ちの選手だ。走塁面と守備面はすでにプロの一軍レベルと遜色なく、守りを重視するなら佐々木の抜てきも考えられる。

 他にも若手では長打力が魅力の岡田悠希、中堅どころでは松原聖弥や重信慎之介、オコエ瑠偉が控えている。また、状況次第では丸や梶谷隆幸といったベテラン勢が守る可能性も無くはない。

 ただ、現状では非常にフレッシュな面子が新たな巨人のセンターを争うことになりそう。阿部監督をはじめ、首脳陣はどのような判断を下すだろうか。今後の動向が楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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