京都が2010年以来のJ1へ! 曺貴裁監督「間違いなく昇格は目標ではなく通過点」

2021年11月28日(日)18時3分 サッカーキング

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 明治安田生命J2リーグ第41節、ジェフユナイテッド千葉対京都サンガF.C.の一戦はスコアレスドローで決着した。この結果、1ポイントを上積みした京都が勝ち点を「83」に伸ばし、12年ぶりとなるJ1昇格を決めた。就任初年度で見事チームをJ1へ導いた曺貴裁監督は「京都からも約1000人のサポーターが来てくれて、サッカー専用スタジアムの素晴らしい雰囲気の中、90+7分双方で作ったゲームでした。引き分けでJ1昇格ということで、これは選手・スタッフ全員の力だと思います」とコメントした。

 京都は立ち上がりから連動した守備から迫力のある攻撃を繰り出し、千葉ゴールを脅かしていく。中盤の底で舵を取る川﨑颯太は「前節の岡山戦は少し堅く、ダイナミックさに欠けたという反省点がありました。最初からドンドン相手の裏やカウンターを狙う。ラインをコンパクトにして高くすることを意識してゲームに入れた」と振り返る。スコアレスのまま迎えた後半、積極的に交代カードを切る千葉が反撃に出るも、京都は最後までゴールを許さず歓喜の瞬間を迎えた。左サイドで存在感を示した荻原拓也は「勝っても負けても、自分たちのやってきたサッカーを思い切ってやる。そういったメンタリティでできたので、今日は勝てなかったですけど京都らしいサッカーができたと思います」と手応えを口にした。

 来季は2010年以来となるJ1の舞台となる。曺監督は「まだ来年についてはクラブとあまり話していないので、この場で話すのは相応しくはないと思いますけど」と前置きした上で、「間違いなくJ1昇格は目標ではなく通過点だと思っています。来年より大きくフットボールの文化が伸びていけるように。フットボールがこんなに面白いと京都の皆さんに思ってもらえるようにしていきたい。京都には金閣寺や銀閣寺がある。京都にサッカーがあるという印象は世界的に薄いかもしれないですけど、そういったものを根付かせていきたい」と意気込んだ。

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